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あやかし姫の良縁 小学館文庫

宮野美嘉

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094071436
ISBN 10 : 4094071431
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
青井秋 ,  

Content Description

慶長四(一五九九)年。江戸時代が始まる前の京の都に、周囲が手を焼くトンデモ姫がいた。彼女の名は幸徳井桜子。陰陽師家のひとつ、幸徳井のひとり娘だ。母を早くに亡くし父は不明、陰で「あやかしの子」と囁かれるのは、生まれ持った剛力と神通力のせいだ。触れれば物を壊し、遊べば人を壊す。おまけに都の妖怪たちがこぞって彼女になつくとあって、桜子はすっかりあやかしの首魁扱いに。ある日、桜子はひとりの剣士と出会う。陰陽の術にも長けたその青年は柳生友景と名乗った。どうやら彼は、桜子が本気で絡んでも「壊れない」理想の相手のようで…?

【著者紹介】
宮野美嘉 : 広島県出身。第五回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門ルルル賞を受賞し、2011年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • るぴん

    安土桃山時代の京都。力が強すぎて物も人も壊してしまう幸徳井桜子。そんな彼女に陰陽師の祖父が柳生一族の少年を婿として連れてくる。「蟲愛づ」シリーズ以外の宮野作品は初めて読んだけれど、これも登場人物がいい感じにぶっ飛んでるな〜。桜子はもちろん、柳生友景もなかなか…。幸徳井友景は実在の人物なのね。面白かったから、ぜひ続きも読みたい!

  • よっち

    安土桃山時代末期、江戸時代が始まる前の京都。周囲が手を焼くトンデモ姫・桜子が、本気を出して絡んでも壊れない陰陽術にも長けた柳生友景と出会う和風ファンタジー。陰陽師を排出する家のひとつ、幸徳井家のひとり娘として生まれ、生まれ持った神通力と剛力のせいであやかしに慕われ、その首魁扱いされていた桜子。友景との出会いは桜子の人生を変えて、明らかになる桜子の特異な生まれや、意外と愛されてるんだなと感じる周囲との関係があって、そんな彼女と向き合い絆を育んで、しっかりと受け止めてくれる友景との関係がなかなか良かったです。

  • にゃうぴょん

    面白かったです。真っ直ぐで前向きな桜子の都での妖退治から友景と出会ってからの急展開でも力強い行動力が良いです。案外周囲の人にも神様や人外にも愛されている所も桜子の魅力かなと思います。二人のこれからも見たいので続編希望です。

  • すがはら

    作家さん読み。ここでもやはり良い壊れ方したヒロインとヒーロー。考え方が変わっているので行動の真意が分かりづらい。景くん、ちゃんと言葉にして伝えないとダメだよ。だいたい、猫又に気付かないから鈍感だとかすねてる場合じゃないでしょうに。ぶっ飛んだヒロインのハズだけど実は考えることは非常に良識的。景くんの方が非常識人。行きずりの人を食べるのもアリって本気で思ってるわけだし。家族愛を強烈に押し出されると、それだけ愛憎劇の予感がプンプンしてきます。自分の感情より祖父の判断への信頼が勝るとか、現代感覚では嫌だけどな。

  • まいさん

    江戸時代が始まる前の京の都を舞台に神通力と剛力を持つ姫の婿取りの物語。

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