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この世の春 中 新潮文庫

Miyuki Miyabe

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101369464
ISBN 10 : 4101369461
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2019
Japan

Content Description

累計80万部突破! 藩主の強制隠居。彼は名君主か。あるいは、殺人鬼か。北関東の小藩で起きた政変は、主家・北見家が封印した「闇」を孕んでいた……。作家生活30周年記念作。


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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    第二巻ではかなりな状況がわかってきます。ダニエル・キイスの小説を思い起こしました。多重人格ということなのでしょうか?それをつくった原因をこれから解いていこうと何人の人物がかかわってきます。周りの人物は一人を除いて本当にいい人ばかりの感じです。宮部さんも新しい分野をつくってくれました。

  • アッシュ姉

    若き元藩主の苦悩と闇が見えてくると共にますます深まる謎。そしてまたいいところで終わる中巻のラスト!続きを読まずにはいられまい。タイトルの意味とは、この先に待ち受けているものとは。気になる気になる。急いで下巻へ。

  • よむヨム@book

    ★★★★☆ 星4つ 重興は、憑き物がついているのではなく、多重人格者になっていたのか。 この原因を探っていく話になっていくが..... 私は、上巻で御霊繰という超能力的な現象と思っていたのですが、いい意味で裏切られました。 藩の陰の出来事であることは、想像していましたが、ここから「この世の春」の題名に繋がるのか、さらにページをめくる手が加速します。 早速、最終巻へ。

  • ふう

    バラバラになっているものが早く繋がって穏やかな暮らしに戻ってほしい、と願いながら読みましたが、恐ろしい謎はますます深まっていきました。そのおぞましさと、登場する人々の健気さ。両方あるから何とか読み進められます。心の機微の描き方はさすが宮部さんです。今までのところ、タイトルの意味するものとは遠い物語ですが、安堵できる着地を期待して「下」へ進みます。

  • rico

    あ、これは…。若く英明な君主として期待されながらも、乱心によって廃され、座敷牢に押し込められた重興。その有り様から連想した通り、その根源にあったのは、大人の子どもに対する暴力の中でも最もおぞましく、酷いものの一つ。それでも、真摯にひたむきに、彼に向き合い支える人々の存在は救い。一方、身近に迫る刺客の影。行方不明になった子どもたち。根切にされた村。少しづつ真実が明らかになってくるほどに、背後の、そして重興の内にある闇が深さを増すようで。この闇を払い、春を迎えることはできるのか。感想は下巻で。

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