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ISBN 10 : 4866162384
Content Description
主人公亮介は,一九八〇年代,内戦下のグアテマラ,サンティアゴ・アティトランでマヤ先住民とともに暮らしていた。トルティーヤの香り,トウモロコシの収穫祭,呪術師による聖なる儀式,そして美しい山並みと湖。しかし虐げられ続けたマヤ人たちは武装蜂起を余儀なくされ,さらに土地を追われてゆく。
日本に戻った亮介は医師となり,幸せな結婚生活を送ったはずだったが‥‥。妻の遺した言葉をきっかけに,亮介はひとりグアテマラを訪れ,思い出の地を辿る。
医療人類学に功績のある精神科医による哀惜と鎮魂の物語。
【著者紹介】
宮西照夫 : 1948年和歌山県生まれ。1973年和歌山県立医科大学卒業。精神医学専攻。博士(医学)。和歌山大学保健管理センター所長・教授、評議員を経て名誉教授。現在、NPOヴィダ・リブレ理事長、和歌山県立医科大学非常勤講師、他。国内では、1982年に和歌山大学でスチューデント・アパシーや社会的ひきこもりの研究を開始、2002年ひきこもり回復支援プログラムを完成し実践を続けている。2012年から2020年まで紀の川病院でひきこもり専門外来やショートケアを実施。海外では1971年より、これまで50年間、55回マヤ文明地域で現地調査を実施。文化とこころの病に興味を持ち、文化結合症候群ススト、統合失調症、そして、内戦被害者のPTSDの研究を行ってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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