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夢の山岳鉄道 ヤマケイ文庫

宮脇俊三

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784635049030
ISBN 10 : 4635049035
Format
Books
Release Date
January/2021
Japan

Content Description

「上高地からクルマを締めだして代りに鉄道を敷いてはどうかと考えまして」。1991年、月刊誌『旅』に掲載された「夢の上高地鉄道」は、クルマ横行社会への反省と鉄道復権の追い風で大きな反響を呼び、その好評にこたえて、鉄道紀行の第一人者である著者は全国の山岳鉄道を考察した。日本の山岳地帯の環境保全と観光を両立させるために鉄道を走らせる「夢」を描いた名著を復刻。

目次 : 上高地鉄道/ 富士山鉄道・五合目線/ 伊勢志摩スカイ鉄道/ 屋久島自然林保存鉄道/ 比叡山鉄道/ 奥日光鉄道/ 志賀高原鉄道・草津白根線/奥志賀線/ 蔵王鉄道/ 菅平鉄道・根子岳ラック線/ 奥多摩湖観光鉄道/ 立山砂防工事専用軌道/ 祖谷渓鉄道スリル線/ スノウドン登山鉄道―イギリス/ ブリエンツ・ロートホルン鉄道―スイス/ シーニゲプラッテ鉄道―スイス/ シンプロン峠鉄道―スイス・イタリア

【著者紹介】
宮脇俊三 : 1926年、埼玉県生まれ。1951年、東京大学文学部西洋史学科卒業後、中央公論社に入社。『中央公論』編集長、編集局長、開発室長、常務取締役を経て、1978年に同社退社。1977年に国鉄全線完乗。『時刻表2万キロ』(第5回日本ノンフィクション賞受賞)、『韓国・サハリン鉄道紀行』(第1回JTB紀行文学大賞受賞)など数々の鉄道紀行を著す。1999年、鉄道紀行を文芸の一ジャンルとして確立した功績により菊池寛賞受賞。2003年、永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 雲をみるひと

    宮脇俊三氏が各地の登山鉄道を構想し、ルートを車などで実地調査した企画本。鉄道はあくまでキッカケであり、沿線の現状の描写など鉄道以外のジャンルにも造詣が深い作者ならでは。鉄道ファンでなくても楽しめる作品だと思う。

  • ドナルド@灯れ松明の火

    宮脇さんの具体的に夢想した環境に配慮した山岳鉄道のプラン。あとがきにもあるように持続可能な観点で書かれているのが先見の明があったと言うべきである。巻末4編のスイス鉄道はいつもの紀行文テイストで目に浮かぶようであった。 お薦め

  • 山口透析鉄

    下の甥へのプレゼント用に購入。もとの新潮文庫も買って読みましたし、宮脇俊三鉄道紀行全集(KADOKAWA刊)等も持っていて、氏の本、大半は読んでいます。 上高地から始まる山岳登山鉄道の連作、これも非常に良いです。 小牟田哲彦氏の解説、黒岩保美氏のイラストも素晴らしいです。 願わくば、もっと多くの方に届いて欲しい1冊です。

  • maqiso

    自動車道路よりも負荷の小さい鉄道で観光と自然保護を両立させるという名目は建てつつ、山に鉄道を走らせたい気持ちが前に出てきている。眺めの良い場所で停車時間を伸ばそうとしたり勾配や建設費を心配したりするの面白い。日本だと夢だがスイスでは普通に走っているのも悲しいが。

  • アメヲトコ

    単行本93年、新潮文庫95年を21年2月に再刊。上高地をはじめとする観光道路による自然破壊に警鐘を鳴らし、これを単線の鉄道に転換することで1車線分を自然に帰し、観光と自然との持続可能な関係を提案したもの。富士山スバルライン鉄道などは今も検討されているなど、先見性ある提案だったと言えるでしょう。ただ菅平などは宮脇氏の思いと、地元業者のリゾート開発的思惑とに若干ズレがあった感じも。ラスト4本は山岳鉄道本場のイギリス・スイス探訪で、イギリスのスノウドンなどは『山にのぼる機関車』のモデルとして想い出深いです。

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