誤診の解体 診断エラーに潜む認知バイアス

目次 : サイレントホワイトクリスマス/ 落ち着きましょうか/ クォーターバックサック/ 誰のための安心か/ 出る息、入る息を待たず/ ベッドコントロールプレッシャー/ 平然たる英国紳士/ 黄泉がえり/ 飛べ！模型飛行機/ 皮疹に注目！〔ほか〕

【著者紹介】
パット・クロスケリー : カナダ・ノバスコシア州ハリファックスのＤａｌｈｏｕｓｉｅ大学医学部救急医学教授、また医学教育・生涯専門家育成部門所属。医学に加え、実験心理学の博士号と臨床心理学のフェローシップを取得している。患者安全、臨床判断、医学教育改革の分野で、９０以上の学術論文と４０以上の書籍の分担執筆を手掛けている。発表した救急医学教育論文の２本が、引用件数の多い論文のうちのトップ３に入っている。２００６年にＣａｎａｄｉａｎ　Ｐａｔｉｅｎｔ　Ｓａｆｅｔｙ　Ｉｎｓｔｉｔｕｔｅの役員に任命された。同年には医学教育の革新性を評価され、Ａｓｓｏｃｉａｔｉｏｎ　ｏｆ　Ｆａｃｕｌｔｉｅｓ　ｏｆ　Ｍｅｄｉｃｉｎｅ　ｏｆ　Ｃａｎａｄａ（カナダ医学部協会）からＲｕｅｄｙ賞を受賞した。また、世界有数のメディカルスクール、病院、大学で５００回以上の基調講演を行っている。２０１２年にＤａｌｈｏｕｓｉｅ　Ｍｅｄｉｃａｌ　Ｓｃｈｏｏｌの新たなクリティカルシンキングプログラムのディレクターに就任。Ｒｏｙａｌ　Ｃｏｌｌｅｇｅ　ｏｆ　Ｐｈｙｓｉｃｉａｎｓ　ｏｆ　Ｅｄｉｎｂｕｒｇｈ（エディンバラ王立医師会）のフェロー。２０１４年、Ｕ．Ｓ．Ｉｎｓｔｉｔｕｔｅ　ｏｆ　Ｍｅｄｉｃｉｎｅ（米国医学研究所）のＣｏｍｍｉｔｔｅｅ　ｏｎ　Ｄｉａｇｎｏｓｔｉｃ　Ｅｒｒｏｒ　ｉｎ　Ｍｅｄｉｃｉｎｅ（医療診断エラーに関する委員会）に任命。２０１６年にはＣａｎａｄｉａｎ　Ａｓｓｏｃｉａｃｉｏｎ　ｏｆ　Ｅｍｅｒｇｅｎｃｙ　Ｐｈｙｓｉｃｉａｎｓ（カナダ救急医学会）の最も影響のあるカナダの医学教育者トップ１０にノミネートされた。医師としてのキャリアに加えて、生涯にわたってボート競技にかかわってきた。スコットランド代表（１９６７年）を務め、英国ノッティンガムで開催された世界ボート選手権（１９７５年）、モントリオールオリンピック（１９７６年）では、カナダ代表チームに参加した。１９７９年にプエルトリコで開催されたパンアメリカンゲームや、同年にユーゴスラビアのブレッドで開催された世界ローイング選手権では、カナダ代表チームのコーチを務めた（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）