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データ立国論 Php新書

宮田裕章

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569849300
ISBN 10 : 456984930X
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
March/2021
Japan

Content Description

昨今データ社会の在り方が議論されているが、中央集権的なディストピアの到来を危惧するなど、不安の声も根強い。しかし、データサイエンティストとして様々なプロジェクトに携わる著者は、データは「価値=貨幣」という大前提を覆し、多様な価値が交換可能になる「産業革命以来の革命」をもたらすと言う。むしろデータは人々を経済合理性至上主義から解放し、新たな民主主義の礎を築くと語る。そこで本書では、そんな「データ共鳴社会」の未来図について、様々な事例をもとに解説。読めば、ポスト資本主義におけるデータ社会のグランドデザインが見えてくる。

目次 : はじめに データの力で「Better Co‐Being」な社会を実現する/ 第1章 データが変える社会―所有から共有へ/ 第2章 データ共鳴社会のつくり方/ 第3章 データ・シフトで変わる産業の形/ 第4章 データ共鳴社会の実現に向けて/ 第5章 生きるをつなげる。生きるが輝く―新たな社会へ/ おわりに 「生きるをつなげる。生きるが輝く」社会へ

【著者紹介】
宮田裕章 : 1978年生まれ。慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室教授。専門はデータサイエンス、科学方法論。2003年、東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻修士課程修了。同分野保健学博士(論文)。2015年より現職。専門医制度と連携したNCD、LINE×厚生労働省「新型コロナ対策のための全国調査」など、科学を駆使し社会変革を目指す研究を行う。2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)テーマ事業プロデューサーも務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • keroppi

    最近テレビでよく見かけるブラックジャック風の風貌の大学教授だが、どんなことを語っているのか興味がわいて読んでみた。データが作り出す新たな社会を展望している。でも、そのデータを使う側によってどうともなるんじゃないかと思ってしまう。

  • かわうそまん

    最近やたらと露出の多い宮田先生の著書。「データを使った社会変革」、「様々な共有価値を可視化して社会を駆動する『データ共鳴社会』」について記されていました。これからの社会をより良いするものとするうえで個人情報を含むデータが大きな役割を担うことについてはもはや疑う余地はありませんが、データの流出、悪用あるいはデータ監視社会などのリスクも多く潜在することも事実。「価値共創社会」「データ共鳴社会」を実現するうえで、いかに自分のデータを守るか、提供、活用するかを各個人がより真剣に考えなければならないと思いました。

  • 九曜紋

    従来の資本主義社会での「価値」とは貨幣を意味した。いわゆる労働価値説だ。来るべき社会では「データ」が価値を持つ。最大多数の最大幸福から個人の多様性を尊重する「最大“多様”の最大幸福」へ。well-beingからbetter-Co-beingへ。データ駆動社会には利便性も多いが不安もまた大きい。しかし著者の描くデータ共鳴社会はこうした不安を払拭してくれる。産業革命以来の大変革期にこうした頭脳がこの国に存在することに安堵する。

  • Nobu A

    「ビックデータの専門家」と言うイメージで毎日のようにTVで見かける宮田裕章先生。大学教員には見えない風貌から一際目を引く。本著は興味深く面白い。具体的に何をしているのか分かり、親近感も湧く。しかし、本人提唱の「データ共鳴社会」は理想であり、現実的には貨幣社会の代わりにはならないだろう。財力と同じく、データ収集及び分析力がモノを言う。結局、一部の優秀な人間がそうでないその他大勢から搾取する構図は変わらない。だから金になる成長データ基盤医療産業にこぞって企業が新規参入する。着実に知識基盤社会に移行している。

  • 弓木 怜

    データを正しく、かつ上手く使えばより良い社会に変えられるという理想もきっと夢物語ではない データを公共に開いた良い使用例だと思えた 確かに企業や個人で局所的にしかデータが使えないのではもったいない気がしてきた 国内のsociety5.0だけでなく、他国の政策も参考に自分で未来像を描いていくことが重要だろう ただし、本書で書かれているような社会を実現する場合、データの改ざんや捏造をしないのは当たり前かつ、自身の目指す社会を思い描ける人の育成が必須となるだろう

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