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江戸のはやり神 法蔵館文庫

宮田登

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784831826466
ISBN 10 : 4831826464
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

お地蔵さん、お稲荷さん、七福神、エエジャナイカ―熱狂的信仰対象となった「はやり神」は、時に爆発的に流行し、不要になれば棄てられ、廃れていった。民衆文化が花開いた江戸時代、民衆の関心と欲求は神仏の盛衰さえ左右した。民衆は、なぜ、どのように流行神を生み出したのか。系譜、思想、霊験の細分化、流行神発生の仕掛人など、多様な事例から近世の流行神の特徴や機能を解明し、背景にある日本人の心理や宗教意識の構造にも迫る好著。

目次 : 1 流行神の諸相(流行神の出現/ 願かけの諸相/ 流行神と地域社会)/ 2 流行神の系譜(御霊信仰の系譜/ 和霊信仰の系譜/ 疱瘡神の福神化/ 福神信仰の系譜)/ 3 流行神仏の性格(近世寺院と流行神仏/ 境内仏と鎮守神/ 霊験の機能化と統合化)/ 4 流行神の思想(流行神と終末観/ 流行神と世直し/ 流行神とメシアニズム)/ 5 流行神の構造(民俗神道としての流行神/ 人神と祀り棄て)

【著者紹介】
宮田登著 : 1936年生まれ。東京教育大学文学部卒業。同大学大学院修了。筑波大学教授、神奈川大学教授を歴任。筑波大学名誉教授。2000年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぷほは

    疱瘡神や禍からの防衛として霊験あらたかな存在を求め、さらには用済みとなれば祀り棄てる、という一連の流れはとても「日本的」と括ってしまいたくなるのだが、いくつか注意点が必要だろう。最高神のいない多神教的世界観は日本社会以外でも多く見られるし、疫病が流行する都市の中での俗信もそれほど珍しくないはずだ。おそらく注目すべきは近世の江戸期におけるメディアの発達で、狂歌や出版による文字と図像の拡大がそれ以前の習俗との違いと同時に、それ以後のマスメディアを介して流通する人面犬などの都市伝説との共通性を示すのではないか。

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