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路上のセンス・オブ・ワンダーと遙かなるそこらへんの旅

宮田珠己

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784750518237
ISBN 10 : 4750518239
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan

Content Description

〈 ありふれた街なんて、どこにもなかった!〉

[鉄塔][ガスタンク][標識][植物][トマソン]
[看板][暗渠][電線][配管][給水塔][遊具][階段]

散歩の先人たちのまなざしを行き来しながら歩くとき、見慣れた街は不思議の宇宙に変貌する。
──SNS 時代に贈る新しい街歩きのバイブルが登場!

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〈 大自然に驚くように、ふつうの道で驚いたっていいはずだ。〉

子どものとき、学校への通学路は宇宙だった。
そこかしこに気になる何かがあり、発見があり、不思議があった。
そこに人工物と自然の区別はなく、すべてが宇宙だった──。

何の変哲もない場所に住んでいると感じていた旅エッセイストは
鉄塔、ガスタンク、暗渠、電線、配管、看板など、
散歩マニアが注目するテーマに興味を抱いて、街に出た。
やがて、そこらじゅうに不思議に満ちたスポットを発見して‥‥。

 * * *

〈 大自然の驚異ではなく、平凡な街の驚異に触れる旅エッセイ 〉
旅エッセイストが見つけた「そこらへんの街」を味わう感性《センス・オブ・ワンダー(Sense of Wander)》とは?!

【著者紹介】
宮田珠己 : 旅と散歩と石ころと変な生きものを愛し、いかに仕事をサボって楽しく過ごすかを追究している作家兼エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ホークス

    2023年刊。ワンダーはWander(散歩)であってWonder(驚嘆)じゃないらしい。野外の変な物件に感応し面白がる著者らしい企画。「坂道は、向こう側に別天地(又は地獄)を想像してしまう」とか、「風景がごちゃごちゃしていると嬉しい。近づくともっと面白いものが見つかる気がする」などの話に、良いなーと思った。私も知らない場所に行きたい。宮田氏は大体ふざけているけど時折ドキッとさせる。街中の巨大ガスタンクを見て、「人間は世界から拒絶されたちっぽけな存在だと突きつけてくる」なんて言う。Wonderでもあるね。

  • Roko

    世の中にはいろんな路上観察をしている人がいます。坂道が好きだったり、大仏や地蔵が好きだったり、マンホールが好きだったり、最初はちょっとしたきっかけだったのかもしれないけど、気がついたらハマっていたという人の本を参考にして、宮田さんは編集者の西山くんと街を歩きます。 暑い夏の昼間に都会を歩きながら、木陰はやっぱり涼しいんだとか、男だって日傘は必需品だよなんて言いながら男2人で歩く姿を想像すると、ちょっと笑っちゃいます。

  • ひさか

    亜紀書房ウェブマガジン「あき地」に2022年8月31日〜2023年7月31日連載のものに加筆修正し、書き下ろしを加えて2023年12月亜紀書房から刊行。タイトルに惹かれ、手に取ると「平凡な街の脅威に触れる旅エッセイ」という面白そうな紹介文があり読んで見た。ワンダーがwonderではなくwanderだそうな。添えられている写真が面白いが語られる内容は地味。これなら自分で探そうという気にさせてくれるところが良い。

  • manamuse

    ブラタモリっぽい感じ。都内だから馴染みがないのが残念…。鉄塔を真下から撮るって滅多にないよな〜カッコイイ。あと電線の動脈瘤!異形矢印もたまらない。スイーツ男子西山…タマキングと散歩なんて羨ましい!

  • Nishiumi

    サブカルの匂いのする装丁に惹かれて買ってしまった散歩エッセイ。バディの西山くんのツイてなさ、著者の語り口の軽妙さに思わずクスッとしてしまう。センス・オブ・ワンダーとは、sense of wander(=散歩のセンス)のことで、そこらへんの町を味わう道草的感性をいう。何かを何かに見立てることで空想のレイヤーを行き来する、子供のような視点。東京に住んでいた大学の頃、憑かれたように色々な場所を歩き回っていたが、まさに著者と同じようなものを求めていたからかもしれない。

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