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イスラエルの自滅 剣によって立つ者、必ず剣によって倒される 光文社新書

宮田律

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334105433
ISBN 10 : 4334105432
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

無辜の民間人に多大な犠牲者を出し続けながら継続される「ガザ戦争」。なぜ平和が遠のき続けているのか?その根源と展望を示す。

目次 : 第1章 2023年10月7日―イスラエル国防ドクトリンの破綻した日/ 第2章 イスラエルの存立を脅かすヒズボラ/ 第3章 戦争で自壊が進むイスラエル経済/ 第4章 イスラエル政治を支配する極右政治家たち/ 第5章 イスラエルを孤立させるネタニヤフの「狂気」/ 第6章 揺れる米国とイスラエルの特殊関係/ 第7章 イスラエル包囲網を築く「抵抗の枢軸」/ 第8章 イスラエルの存立危機と日本

【著者紹介】
宮田律著 : 1955年、山梨県生まれ。一般社団法人・現代イスラム研究センター理事長。慶應義塾大学文学部史学科東洋史専攻卒。83年、同大学大学院文学研究科史学専攻修了後、米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院修士課程修了。87年、静岡県立大学に勤務し、中東アフリカ論や国際政治学を担当。2012年3月、現代イスラム研究センターを創設。専門は、イスラム地域の政治および国際関係(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • アキ

    イスラエルのパレスチナ自治区ガザへの攻撃は、2023年10月7日イスラム組織ハマスのイスラエルへの奇襲攻撃への報復として始まったが、それにとどまらず、レバノンのヒズボラ、イランと戦線を拡大し続けており、日本からはなぜそんなことが行われているのか理解が及ばない。本書は、現代イスラム研究センター理事長の著者が、パレスチナの立場から現状を解説した新書であり、これまでの経緯をざっと俯瞰できる。イスラエルの極右のネタニヤフ首相の背景とダブルスタンダードの立場をとる日本の理不尽さを理解出来た。中東の複雑さは想像以上。

  • skunk_c

    イスラーム研究がメインの著者が、ハマスの襲撃事件以降のイスラエルのガザにおけるまさに「百倍返し」の軍事行動に対し、それがイスラエルを自滅に追い込むのではと警告する。現在のイスラエルの右傾化はネタニヤフの汚職疑惑を逃れる延命工作に支えられ、また若者の多くが極右的思想に満ちあふれているという。極めて皮肉な話だがまるでヒトラー時代のナチスを見ているよう。そしてパレスチナ人に対しホロコーストと呼べるようなジェノサイドを行っている。これに対し国際社会は厳しく批判するものもあるが、アメリカとその追随国は見て見ぬふり。

  • よっち

    23年10月からはじまったハマスとイスラエルのガザ戦争。イスラエルが戦争を続ける根源と目的、またナショナリズムの先鋭化などを詳細に解説し、危機的な展望を示す1冊。無辜の民間人に多大な犠牲を出し続けているにもかかわらず、終わりは見えず、周辺国や周辺勢力とも戦線を拡大している状況はなぜ起きたのか。最大の脅威ヒズボラとイラン、戦争で自壊が進む経済、極右政治家たちやイスラエルを孤立させるネタニヤフの狂気などを解説しながら、米国や周囲との関係も変わりつつある危機的状況の中で、日本に何ができるのかを考える1冊でした。

  • 活字スキー

    正直に言って……あまり面白くなかった。もちろん、題材からして楽しい内容ではないのは想定していたが、人道も国際法も無視して暴虐の限りを尽くすイスラエルがマジでヤバいことなど、素人でも分かるだろう。イスラエル建国以来の経緯を確認することも無意味ではないが、特に新しい知見が得られるわけでもない。クソヤバいイスラエルだけでなく、ウクライナに侵攻したロシアは非難しつつイスラエルには自衛権があるとしてじゃんじゃん支援するアメリカもダブスタのクソだし、そんなアメリカにとにかく尻尾を振ることしか頭に無い日本もクソだ。

  • かめりあうさぎ

    初読み作者様。この問題を色々な角度で書かれた本を読むことは大切だと感じました。イスラエルは既に国際的に孤立していること、経済的にも立ち行かなくなりそうだということが良く分かりました。しかもイスラエル人が最早ここは安全ではないと判断し国外に移住しはじめているのは、なんというか本末転倒だなぁと感じずにはいられない。

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