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集団的自衛権とイスラム・テロの報復

宮田律著

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784862280794
ISBN 10 : 486228079X
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

平和国家から軍事優先国家へ戦後日本の大転換。日本人が標的に―

安倍首相によって、自主憲法・自主防衛・自主外交という祖父の「岸ドクトリン」の亡霊が蘇り、大日本主義復活の可能性が懸念される。
イスラム世界に親しまれてきた日本が、いま集団的自衛権で米国に同調することによって新たに敵視されようとしている。
安全保障問題や中東政治・イスラム研究の第一人者が結集して現状と対応を考える。

●ヨルダンの「イスラム過激派」研究者や関係者にヨルダン人記者を通じてインタビュー。安倍政権の「イスラム国」敵視、
それと闘う国々への支援の約束が、「過激派」から日本人が標的にされる背景になったという。――宮田律

●いまや日本は、安倍首相が蘇えらせようとしている「岸ドクトリン」の亡霊にさいなまれている。国民はこの亡霊の恐ろしさに
早く気づかなければならない。―-山本武彦

● パキスタンやイエメンなどでのドローン(無人機)攻撃が多くの一般市民を巻き添えにして殺害してきたことが、
若者たちを反米的なテロ組織へと向かわせる要因となってきた。――木村修三

●「十字軍」は日本人にとって、アラブ・ムスリムとの関係で今や禁句となった。それと同義だが、米国との同盟関係を前面に押し出し、
あるいはイスラエル擁護論はほとんど犯罪的である。――水谷周

【著者紹介】
宮田律著 : 現代イスラム研究センター理事長。1955年生まれ。慶応義塾大学大学院文学研究科史学専攻修了。UCLA大学院(歴史学)修了。専門は現代イスラム政治、イラン政治史

山本武彦 : 早稲田大学名誉教授。現代イスラム研究センター副理事長。1943年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修了。早稲田大学政治経済学術院教授、米国ジョージア大学客員教授、オックスフォード大学客員研究員、ハーバード大学研究員等を歴任。博士(政治学)。著書『安全保障政策』(日本経済評論社、日本公共政策学会2010年度作品賞受賞)ほか

木村修三 : 神戸大学名誉教授。1934年生まれ。早稲田大学政経学部卒。参議院外務委員会調査室主任調査員、神戸大学法学部教授(国際関係論専攻)、姫路獨協大学学長など歴任。専門分野は軍備管理・軍縮問題と中東の国際関係

水谷周 : アラブイスラーム学院学術顧問、日本ムスリム協会理事、現代イスラム研究センター理事。1948年生まれ。京都大学文学部卒、カイロ大、ロンドン大を経て博士(中東史、ユタ大)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 金吾

    △枝を見て森を作り上げるような我田引水な論理と根拠を示さない断言に終始しているためか得られるものは乏しいと感じる一冊です。期待値が高かったため残念な読書になりました。

  • 田中峰和

    第1次内閣以来、戦後レジームからの脱却を唱え、集団的自衛権の容認を視野に入れ準備していた安倍。復帰した彼は前回より強引に事を構えだした。彼がこだわる政治姿勢は祖父の岸信介が掲げた・自主憲法・自主防衛・自主外交の3つの自主原理。戦後の保守政権が踏襲してきた軽武装路線こそ、吉田ドクトリン=戦後レジームだった。これに反発するように岸ドクトリンの実現を目指す安倍はNSCの設置や特定秘密保護法の制定、武器輸出三原則の緩和など右傾化をひた走る。米国との集団的自衛権によってイスラム・テロの報復を受けるのだけは避けたい。

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