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裏世界ピクニック 10 ハヤカワ文庫

宮澤伊織

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150315900
ISBN 10 : 4150315906
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan

Content Description

この現実と異なる謎だらけの危険な裏世界、その開拓を進めていく空魚と鳥子。ふたりが出逢う新たな怪異とは? SFホラー最新巻

【著者紹介】
宮澤伊織 : 秋田県生まれ。2011年、『僕の魔剣が、うるさい件について』(角川スニーカー文庫)でデビュー。2015年、「神々の歩法」で第6回創元SF短編賞を受賞。冒険企画局に所属し、「魚蹴」名義で『インセイン』(新紀元社)などTRPGのリプレイや世界設定も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 眠る山猫屋

    ああ裏世界へ行きたい(笑) 今回は『裏膝枕って知ってる?』から始まる怪異。いや、知らなかったよ。裏膝枕がそんなに恐ろしいものだなんて(苦笑) 表題作は小桜さんが創ろうとしているカイダンクラフトというシステムが裏世界と相互干渉しているかも、というところから、頼りになるのかならないのか判り難かった魔術師・辻さんの活躍。リンフォン!!その怪談は知ってるヤツ!でも閏間冴月が遺した地雷なんだから、当然一筋縄ではいかない。そして『アンダーグラウンド・ピープル』では東京地下の迷宮迷子行。久々の冒険譚にハラハラ。

  • ひさか

    2025年3月ハヤカワJA文庫刊。書き下ろし。シリーズ10作目。裏膝枕って知ってる?、あり得るすべての怪談、アンダーグラウンド・ピープル、の3つの連作短編。裏世界が小桜の怪談クラフトに反応している?!なんという興味深い展開!!。空魚と鳥子ファミリーの活躍は超弩級だ。空魚と鳥子だけの裏世界探検もあり、豪勢な展開はとても満足。

  • 星野流人

    今回はなんというか、結構とりとめもないエピソードが多めだったかも? その分、不条理なホラー展開に巻き込まれるシーンが多く、まったく意味がわからないのに凄く怖くて、そういう意味で楽しめる1冊でした。理不尽な恐怖に怯える一方で、地獄の門であるリンフォンを解いていくくだりでは、恐怖に引きずり込まれそうになる中で辻さんがいともあっさりと現実に戻る対抗手段を取っていて、とてもカッコよかったです。ラストシーンは不穏な次巻を予感させますが……なにせ何もかも滅茶苦茶な裏世界のことなので、どうなることやら

  • ワッピー

    Webコミックと併読していたため、9巻をすっ飛ばしていたことに気づかず読了。裏膝枕の世界に落ち込み、冴月の遺品(?)のリンフォンに仕掛けられたトラップ、そして異世界のクマに追われ逃げ込んだ先でのきさらぎ駅線で遭遇した白肌人間の集団から辛うじて逃れ、元世界へ帰還。しかし、二人を追って来るモノがいた…あいかわらず鳥子からの愛に戸惑う空魚が何とか向き直ろうとする試行錯誤も面白い。裏世界からのメッセージの意味に悩みつつ、保有している弾薬も少なくなって危機感も盛り上がり、刺客がどう動くのか次巻が待ち遠しいところ。

  • ままかり

    なんとも不気味な裏膝枕。脈絡もなく鳥子に膝枕をされる空魚。それ本当に本物の鳥子?と思って読み進めたら空魚の顔がラリってる挿絵で笑う。きさらぎの猿に襲われ膝枕中の鳥子に嬲られ、まるでせん妄のようで怖い。悪夢の出来事だと思ったら現実ともリンクしていて更に怖い。ただしその悪夢の原因を科学で説明されたとたんに怖さがなくなって残念。SFでもあるから仕方ないけど。喫煙で中間領域を打ち消す辻。飄々としてる辻さん頼もしい。熊怖い。地底人怖い。次巻は鵺vs狩人編?

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