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賢治の音楽室 宮澤賢治、作詞作曲の全作品+詩と童話の朗読

宮沢賢治他

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093861045
ISBN 10 : 4093861048
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2000
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

宮澤賢治は音楽家でもあった。賢治の作詞作曲の全作品を林光氏が編曲、指揮。そして賢治の詩、童話を詩人・吉増剛造氏が朗読。CDと書籍1巻。すぐれた作曲家と詩人による音楽家・宮澤賢治へのオマージュ。

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宮沢賢治は詩人、作家として知られているが...

投稿日:2021/04/25 (日)

宮沢賢治は詩人、作家として知られているが生前に発行されたのは「春と修羅」と「注文の多い料理店」のみ。有名な「風の又三郎」「銀河鉄道の夜」など多くの作品は彼の死後の発表されている。普段は高校教師であり、熱心な農業指導者であった賢治のもう一つの側面に作曲家としての顔があった。勿論、趣味として作曲であった為に広く演奏されることなく楽譜のみが残った。この本はハードケースに収められたCDと解説本のセットになっており、CDでは幻の賢治の作曲が軒並み聴くことが出来る。これが素晴らしい。従来の音楽にないような独特の旋律と美しい詩。宮沢賢治ファンには是非聴いて頂きたい。詩の朗読もあり嬉しいが、不満なのは詩人の吉増剛造氏が朗読していること。吉増氏の朗読自体は素晴らしいが37歳で他界した賢治の年齢に比べて吉増氏は高齢過ぎる。賢治の詩からは若者の清々しい音を期待していた。どうか賢治と同じ年齢の方に朗読をし直して欲しいと願う。

izkeiske さん | 岡山県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 夜間飛行

    「北ぞらのちぢれ羊から」がかかった瞬間、今まで聞いたどの音楽とも違う、もしかしたら音楽の精髄なのかも知れないふしぎなものに打たれた。林光の《おれの崇敬は照り返され》という声は、何かを呼び覚ます先触れのようにぞわぞわさせ、次いで吉増の「雨ニモ負ケズ」朗読を聞くと、腹の底から笑いが込みあげてきた。《サウイフモノニ/ワタシハナリタイ》、…笑いは怒りへと変奏され、《四月の気層のひかりの底を/唾し はぎしりゆききする/おれはひとりの修羅なのだ》…《おれはひとりの修羅なのだ》…生きる、喜怒哀楽すべてに力をこめて歌う。

  • 兎乃

    詩人 童話作家 教育者 農業…、本書は音楽家としての宮澤賢治氏にフォーカスをあてた一冊。彼のそれぞれの創作や仕事は 個々が切り離され散らかされたものではなく、心や精神の水脈地脈で繋がり 旋律に結実する。柔らかな歌曲。“賢治氏の音楽は、日本音階と西洋音階とが調和しないまま握手だけしている音楽だ” 詩と楽譜 解説、添付CDに全歌曲作品と吉増剛造氏の朗読が収録されている。この音源 風の音まで入っていて 心地よい。夕餉の共に再聴再読。歌う 歌う。手短かにある楽器を持って あなたも奏でてみてほしい。

  • しょうじ@創作「熾火」執筆中。

    【1回目】ふとしたきっかけでオペラシアターこんにゃく座の歌唱を配信サービスで聴き、もっと聴いてみたいと思って検索して該当したのがこのCD付きの書籍。宮沢賢治の7つの「歌」の歌唱と8つの「詩」の朗読とを中心に構成されている。朗読は詩人の吉増剛造氏が担当されている。巻末に、氏の一文が掲載されているが、私には難解で、何が書かれているのかわからなかった。CDは何度でも聴きたいと思うのだが・・・。

  • 袖崎いたる

    吉増剛造の音読が聴きたくて。声を立たせている、その佇まいが問題やな、文学。いい朗読や。良い声というんじゃなくて、何と言うかな、何だろう、歩みの声って言えばいいのかな。鳴っているって感じ、楽器がそうあるように。しかも、風琴のように、風が通って鳴る、そんな楽器。むつかしいなぁ。キーワードがあるとすれば、「とほり」かな。新しい飴玉だ、味わい深い、確かめ甲斐のある風味の。喉で理解する声の形よの。ふふっふっ。

  • 音色

    吉増剛造による賢治朗読!即買い。花巻での録音は風の音も入っている。雨ニモマケズは賢治が読んだとして、それにさほど遠く無いんじゃないかと感じた。

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