Books

ボブ・ディラン・グレ-テスト・ヒット第三集

宮沢章夫

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784103974048
ISBN 10 : 4103974044
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2011
Japan

Content Description

あの夜、ビルに火を放ったのは俺か。2001年9月11日の直前、東京・西新宿の中古レコード店街を舞台に、世界は不穏にその姿を変えてゆく…。表題作ほか、演劇を刺激し続ける著者が拓く、小説の新しい地平。

【著者紹介】
宮沢章夫 : 1956年静岡県生まれ。劇作家、演出家、作家。「遊園地再生事業団」主宰。1992年上演の戯曲『ヒネミ』で岸田戯曲賞を受賞。『時間のかかる読書』で第21回伊藤整文学賞(評論部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
ディラン自身が選曲の第3集。持っているア...

投稿日:2021/04/10 (土)

ディラン自身が選曲の第3集。持っているアナログ盤がそんなにレアだったとは!至極当然傑作揃いでSIDE-Bなど- Hurricane – Forever Young – Jokermanで卒倒もん! そして白眉はもう一編の「返却」。京王線!あぁ30年前の東府中の銭湯や見栄晴母の飯屋、酒屋から競馬場、パンツ一丁駅前交番、八王子の献血未遂!あぁいろんなことが記憶の底から蘇る。数年前に、京王線沿いを久しぶりに訪れて、あぁ変わったなぁ!それと同じこの話。私にしか、想像できないことをさせてくれた宮沢さんに大感謝!

akb009 さん | 愛知県 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ばんだねいっぺい

     宮沢さんの本は、だいたい、エッセイのタイトルにもあった「わからなくなってきました」だ。今回も、どこかへ行きそうでどこへも行かない。どこに隠してあったのか、第三集のアナログは。

  • しゅん

    「返却」を再読。中年のライターが図書館で借りた本を八王子まで31年ぶりに返しに行くというただそれだけの話だが、この小説に忍び寄る不穏さと孤独がたまらない。京王線の車内、様変わりした八王子の景色、「アメリカの鱒釣り」の記憶、足を引きずっていた偉そうな男の記憶。なんの足しにもならない描写の中に、生きていくことの本質みたいなものが滲み出ている。気がする。たどり着けないまま寄り道を繰り返し、別の何かにたどり着くこと。足元の覚束なさ故の確かさを感じて嬉しくなる。

  • mawaji

    週刊ブックレビューで中川五郎氏ご推薦。高校生の頃、予備校の夏期講習を口実に上京して以来、西新宿のレコード(海賊版)屋さんにはことあるごとに入り浸っていて、当時の町並みを思い出しながら読みました。新宿レコードはまだあるようですが、Kinnieとかディスクロードとかはもう無くなっているんだろうなあ。新宿大ガードは確かにこちらの世界とあちらの世界を隔てる分水嶺のような存在。もう一編「返却」で「八王子は日本の西海岸だ」って言っていたのはユーミンなのかな。久しぶりに西新宿へCDショップ巡りに行ってみたくなりました。

  • 林 一歩

    1999年10月から西新宿のあの界隈に足を踏み入れていない。好きだった中古盤屋やブート専門店は残っているだろうか。

  • りえぞう

    △。もっと古い時代の話かと思ったらスーパールーズの火災事件なんか出てくる。同時収録の返却『とも、何がfどう面白いのかわからず。』

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items