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中学受験のリアル インターナショナル新書

宮本さおり

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784797681499
ISBN 10 : 4797681497
Format
Books
Release Date
October/2024
Japan

Content Description

急増する中学受験生、「全落ち」などの厳しい現実‥。
「合格体験記」には書かれないドラマを追って、
15組の親子を取材したノンフィクション。

首都圏の中学受験者数は2023年、過去最高を記録した。東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県では、18パーセントの子どもたちが受験を経験し、熱は地方にも波及している。中・高一貫校への人気が高まり、子どものために移住するケースもみられる。一方、第一志望校に合格する子どもの数はわずか3割。負け戦とわかっていても中学受験へと向かわずにはいられない親子。まだ幼さの残る小学生の彼らが立ち向かう受験という魔物。
「全落ち」を経験する子どもは立ち直れるのか? 親のエゴや塾の実績づくりで志望校を決めていいのか? 偏差値では測れない、子どもに合った学校とは? 中学受験に挑んだ親子を5年間追い続けたルポルタージュには、きれい事では終わらない中学受験のリアルがある。


(目次より)
「全落ち」は珍しくないという現実 学童の代わり程度ではじまった中学受験
まさか受かるとは思わなかった 偏差値38から憧れ校を目指した少年
親の気持ちと子どもの本音 中受をやめ高校受験で慶應付属に合格した少年
親の望みではじまった中学受験 一族みんな慶應という家に生まれてしまった少女
高圧的な指導者や親から子どもを守る 母親による「親塾」の代償を引き受けた少女
プロスポーツ選手になる夢を追いかける 野球を続けられる環境を求めて挑戦した受験
お金も時間もほどほどの省エネ受験 偏差値40台の学校を目指す受験
障害をもつ子の中学受験 早期治療の決断で難関校に進学
幸せな学校生活の行方 偏差値重視で入学決めた少女の結末

[著者略歴]
宮本さおり(みやもと・さおり)
ジャーナリスト。1977年、愛知県生まれ。同志社女子大学卒業。地方新聞記者として文化・教育紙面を担当。2004年に渡米し、シカゴにて第一子の子育てに専念。2008年から教育、子育て、ワークライフバランス分野を中心に取材活動を再開。「AERA」などで執筆。「東洋経済オンライン」の連載「中学受験のリアル」を含む教育ルポで東洋経済オンラインアワード2020「ソーシャルインパクト賞」を受賞。プライベートでは大学生と中学生の子をもつ母。著書に『データサイエンスが求める新しい数学力』 (日本実業出版社)、『賢い子の「そうじ力」 そうじで身につく集中力、思考力、判断力』(共に日本実業出版社)など。

【著者紹介】
宮本さおり : ジャーナリスト。1977年、愛知県生まれ。同志社女子大学卒業。地方新聞記者として文化・教育紙面を担当。2004年に渡米し、シカゴにて第一子の子育てに専念。2008年から教育、子育て、ワークライフバランス分野を中心に取材活動を再開。「東洋経済オンライン」の連載「中学受験のリアル」を含む教育ルポで東洋経済オンラインアワード2020「ソーシャルインパクト賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • coldsurgeon

    関東地方を中心とした中学受験に立ち向かう親子のエピソードが記載される。高い偏差値の難関校を目指す場合もあれば、偏差値に関係なく、親子の夢を叶えるための学校を選ぶ場合もあるようだ。当事者の子供が成育・生育しやすい環境の学校を選ぶべきだというのがわかる。さて、孫娘はどうするのかな。

  • しげ

    志望校全落ちでしぶしぶ通い始めた滑り止め校がとてもよい環境だったり、反対に、誰もがうらやむ高偏差値校に入学したものの校風が合わずに公立校に転校したりと、さまざまな体験談が紹介されていました。心身の揺らぎの大きい思春期の時期に、保証付きの安泰を見つけることなんて不可能なのかも。どんな道を歩んだとしても、その経験を糧にして、いまこのときを豊かに生きていけますように。

  • anken99

    東京某区在住、小5女子を抱える我が家。中学は公立以外考えてなかったが、最近は周囲はみな塾に通い出し、高校や大学になればなるほど受験は厳しくなっているような話を聞いたりもして・・・。そんな中で手にした本書は、難関校受験というケースだけでなく、さまざまな実例を紹介しており、大変参考になった。成功例あり失敗例あり、本書がもともと東洋経済オンラインで人気連載となったようで、それもうなずける内容だった。いずれにしても、一度しかない人生、子供本位で考え、しっかりと会話して進路や受験は考えていくべきだなあ。

  • 華形 満

    ちょうど1年前は私も一人娘の受験の当事者だった。しかも娘の学年前後の世代は皆新型コロナという悪夢の中、小学校生活も異質のものとなり、更に輪をかけて毎日親より遅く帰宅する様な塾通いの日々で、相当イレギュラーなストレスを強いられてその耐性には子供と言えども尊敬しかない。数ある超難関校突破成功体験論よりこうした恐らくは過半数を占めるであろう”普通レベル”の中学受験を目指した家庭の姿をルポした本書の様な方が親を含めた中学受験戦争にこれから向かう家庭にとってはより有効な参考書となり得ると思える。

  • Humbaba

    受験に受かることは目的ではあるが、それによって将来が確定するわけではない。また、無理をして学習を強制すれば、どこかでその反動が生じることもある。うまく抑えられる子もいるし、そもそも問題ないという子もいるのは事実ではある。しかし、それを期待して無理をさせるのは非常に危険である。受験の結果については挽回可能であっても、そこで関係にひびが入ってしまえばそれを挽回するのは容易なことではない。

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