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ISBN 10 : 4000268163
Content Description
本巻は、欧米列強の侵攻が現実のものとなった一八六〇年代から九四年の日清戦争開始までを扱う。伝統的な東アジアの国際秩序が変容を迫られるなか、清が朝鮮との宗属関係の再編を図る一方、日本は朝鮮侵略の一歩をふみだした。朝鮮では、鎖国攘夷政策と開国・開化政策がせめぎ合う中で、壬午軍乱、甲申政変が起こり、内政・外交のあり方をめぐって模索がつづけられた。また、民乱が続発し、東学が勢力を拡大、甲午農民戦争への動きが醸成されていった。このような模索の時代を代表する衛正斥邪思想、開化思想の史料など七〇点を収録。
目次 : 1 鎖国攘夷と開国(欧米艦隊の侵攻と衛正斥邪思想/ 江華島事件と日朝修好条規の締結/ 黄遵憲『朝鮮策略』と対欧米開国問題)/ 2 開化思想の形成と分化(日本視察団の報告と開化上疏/ 欧米諸国との条約締結と対清関係/ 壬午軍乱と日清の出兵 ほか)/ 3 日清の対立と改革の構想(外交の模索/ 小国の自立/ 富強の道 ほか)
【著者紹介】
吉野誠 : 1948年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。東海大学名誉教授。朝鮮近代史・日朝関係史
林雄介 : 1962年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。明星大学教育学部教授。朝鮮近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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