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文豪と犬と猫 偏愛で語り合う日本文学

宮崎智之

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784910525051
ISBN 10 : 491052505X
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

こんな読み方があったのか!
文豪と作品の、意外な姿が見えてくる。
犬派と猫派、気鋭の文筆家ふたりが往復書簡で語り合う
ニャンともワンダフルな文学世界、ここに誕生。

犬好き文芸評論家・エッセイスト宮崎智之(『平熱のまま、この世界に熱狂したい』)と、猫好き日本文学マニアの文筆家・山本莉会による、文豪×犬・猫トークが炸裂!
犬も猫も日本文学ももっと大好きになる、最高に面白い往復書簡です。

■文豪ラインナップ
夏目漱石/内田百閨^志賀直哉/谷崎潤一郎/川端康成/森茉莉/幸田文/室生犀星/坂口安吾/三島由紀夫/遠藤周作/二葉亭四迷

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Willie the Wildcat

    動物愛、愛し方も様々。最も印象的な文豪は、幸田文。闘犬から文を守る!以来懐く、文句なしに可愛い。が!ご褒美が”鰹節?!次に、川端康成の哲学、「自然」。どこまでも美しい表現+示唆に富んでる、同感。文豪間の”親類”関係も興味深い。谷崎潤一郎/志賀直哉、そして川端康成/坂口安吾。思わずニヤリとするのが、犬好きの川端康成に、猫愛を手紙で熱く語る三島由紀夫。25年超の往復書簡、たまに交わす犬猫論でも、熱い師弟関係か。因みに漱石、目新しいことは無く、唯々ヘクトー。

  • 団長

    往復書簡の形で編集者2人がそれぞれ文豪の犬愛、猫愛について語る内容。夏目漱石が犬派だった!とか三島由紀夫が猫メロメロの方だったとか意外な素顔が見えます。面白かった!

  • ちゃま坊

    戦前の日本のペット事情だが今とはかなり違う。犬も猫も放し飼いが当たり前。不妊去勢手術などやる人もいないから、増えて困ればどこかに捨てに行く。犬猫病院もほとんどないし、あっても医者にかけるなどよほどの変わり者。エサも衛生状態も悪いから数年しか生きられない。今の動物愛護の思想は戦後進駐軍占領時代に始まる。とすると文豪の動物好きはあの時代の一般人とかなりかけ離れている。

  • まさ☆( ^ω^ )♬

    面白かった!内田百閧フパートで紹介される「ノラや」は確かに涙無くして読めない名作。二葉亭四迷の動物に対するスタンスは素晴らしい。見習いたいのである。文豪達もそうだが、本作の著者お二人の犬・猫への愛情も素敵です。参考文献もしっかり掲載されていて役に立つ。読みたい本がまた増えてしまうが・・。

  • Hanna

    日本近代文学における犬と猫に注目した往復書簡。それに付随するアンソロジー。こういうやり取りって、刺激される。

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