Books

ヨーロッパ・デモクラシー危機と転換

宮島喬

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000254717
ISBN 10 : 4000254715
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

多元主義、平和主義、福祉国家、多文化主義の四つの原理に基づいて構築されてきたヨーロッパ・デモクラシー。統合の進展と並行して、EU加盟国間の経済格差、移民・難民問題、そして英国のEU離脱など様々な混乱が生じるなかで、ヨーロッパはどこに向かうのか。第一線の論者が今日の危機の実像と転換への途を考察する。

目次 : ヨーロッパ・デモクラシーの「危機」?―社会的政治的文脈とその転換/ 1 ヨーロッパ・デモクラシーの展開と課題(難民危機後のドイツ・デモクラシー―民主的正統性と連邦憲法裁判所/ 「普通の人」の政治と疎外―EU問題をめぐるイギリス政党政治の困難/ “共和国的統合”とフランス―包摂と排除の政治 ほか)/ 2 移民・難民受け入れの政治と排外ポピュリズム(ドイツの移民・難民政策―「移民国」の苦悩/ 多文化主義と福祉排外主義の間―オランダ、スウェーデン、デンマーク/ 排外主義とメディア―イギリスのEU残留・離脱国民投票から考える ほか)/ 3 開かれたヨーロッパ・デモクラシーへ(ヨーロッパ統合の進展と危機の展開―現代スペイン政治から考える/ 信仰の自由とアイデンティティの保持に向かって―フランスにおける移民系マイノリティとイスラーム学校の開設/ ヨーロッパのなかのイギリス―EU離脱と連合王国の行方)

【著者紹介】
宮島喬 : 1940年生。お茶の水女子大学名誉教授。社会学

木畑洋一 : 1946年生。東京大学・成城大学名誉教授。国際関係史

小川有美 : 1964年生。立教大学法学部教授。ヨーロッパ政治論、北欧政治論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • taming_sfc

    新進気鋭の若手からシニアに至るまで、一線級の執筆陣による欧州各国のデモクラシーの状況に関する一冊。イリベラル・デモクラシーやポピュリズムが通奏低音となっているが、本書を読むかぎり、その違いは明示されていないように思われる。おそらく、序章で提起されたヨーロッパ・デモクラシーなるものを核としていると思われる。では、ヨーロッパ・デモクラシーはリベラル・デモクラシーなのか?ともあれ、現代欧州研究をする大学生にとっては必読書。

  • hideko

    ヨーロッパの社会体制やEUの今が歴史も踏まえてよくわかる。成熟した社会がこれから何を選択するのか。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items