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賛否両論の病気 こころとからだのはざまで

宮岡等

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784498229587
ISBN 10 : 4498229584
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「検査所見に異常はみられない」「自覚症状が非常に強い」「心理的な要因の関与が考えられる」といった疾患を目の前にしたとき,一方では「精神疾患であることの証明はない」「患者は身体疾患と考えている」「身体疾患を示唆する診断名も用意されている」とも考えられる余地があるのかもしれない.このように身体疾患と精神疾患のはざまでは,医学界の中で疾患単位やコンセンサスが十分に形成されていないものも少なくない.これらの曖昧な概念に対する解決策は未来に委ねられるが,その議論の萌芽は,我々が賛否両論の病気(contested diseases)を認識することから始まるのかもしれない.

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ハナさん*

    2024年4月10日1版1刷。県図。「賛否両論の病気」というのは、いわゆる “contested illness”のこと。本書の編者はこう訳したが、 「論争中の病」などと訳される方が多いか。未だ定訳のない概念だ。MUSに関する医学書を探していて目についた。MUSの他、CFSや線維筋痛症、脳脊髄液減少症等が、主な議論の対象となる。機能性ディスペプシアは、神経性胃炎という心に比重を置いた解釈から、身体の方に重点が移った例。PMS/PMSDDについては、分担執筆者は「もはや賛否の否はない」(p.108)とする。

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