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米中戦争 「台湾危機」驚愕のシナリオ 朝日新書

宮家邦彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022951458
ISBN 10 : 4022951451
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2021
Japan

Content Description

これは対岸の火事ではない―最新地政学で読み解く、米中攻防の行方。米中の武力衝突は決してフィクションではない。安全保障学の重鎮である著者が、米国と中国の最新情勢を分析した上で、平時と有事の隙間をつく“グレーゾーン事態”を含む、情報、サイバー、宇宙、電磁界など多次元に広がった「ハイブリッド戦争」の最前線に迫り、二つの大国間で起こりうる軍事対立の見取り図を描く!

目次 : 第1章 国交正常化後の米中関係―過去から将来のマトリックス分析/ 第2章 中国の発展に関するモデル分析/ 第3章 「脅威」とはなにか/ 第4章 「能力」以上に重要な「意図」/ 第5章 中国の「目的」「動機」を左右する内外情勢/ 第6章 「グレーゾーン事態」「ハイブリッド戦争」―古くて新しい概念/ 第7章 「グレーゾーン事態」「ハイブリッド戦争」を如何に抑止するか/ 第8章 米中の軍事対立に関するマトリックス分析/ 第9章 中台双方の「目的」に関するマトリックス分析/ 第10章 中台双方の「動機」に関するマトリックス分析/ 最終章 米中戦争を如何に「抑止」するか

【著者紹介】
宮家邦彦 : 1953年神奈川県生まれ。キヤノングローバル戦略研究所研究主幹、立命館大学客員教授。1978年に外務省入省。外務大臣秘書官、中近東第一・第二課長、日米安全保障条約課長、在中国・在イラク大使館公使、中東アフリカ局参事官を歴任。2005年に退職し外交政策研究所代表を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • skunk_c

    元外交官でメディアにも出ている著者が、マトリクス手法を用いて台湾を巡る紛争の抑止について分析したもの。安直な軍事力などの評価ではなく、脅威を能力と意図の乗数とする従来の考えをさらに深め、能力を手段と機会、意図を目的と動機の乗数として精緻化を図っている。結論は割合単純で、台湾が現状維持志向(つまり「独立」はしない)を持ち、米日がそれを本気で支えることにより、中国に台湾侵攻の困難さを認識させれば抑止は不可能ではないといったところ。グレーゾーン、ハイブリッド戦争にも言及あり。しかしこの副題はなんとかならないか。

  • きみたけ

    奥さまチョイスの本。著者は、キャノングローバル戦略研究所主幹で立命館大学客員教授の宮家邦彦氏。安全保障学の重鎮がアメリカと中国の最新情勢をマトリックス分析し、二国間で起こりうる「台湾危機」のシナリオについて詳細に読み解いた一冊。「グレーゾーン事態」や「ハイブリッド戦争」も想定、直接攻撃だけでなく、情報戦・サイバー攻撃・重要インフラ妨害など多次元の攻撃にも言及しています。

  • 紫の煙

    米中戦争の抑止について、米中台の様々な状況を想定して、マトリクス分析を行っている。後半を読み込むのは、相当の忍耐力が求められ、一般の人なら前半で十分。サブタイトルに釣られた人は、はじめにだけで十分。

  • Hatann

    台湾を巡る米中の武力衝突の可能性を検討する。デービッドソン司令官の「中国は6年以内に台湾に侵攻する可能性がある」という発言を誤訳と断罪し、台湾有事ありきの分析を批判する。台湾における「脅威」を「能力・意図」に分解し、更には「能力」を「手段・機会」に、「意図」を「目的・動機」に分解し、マトリックスを使ってシナリオを分析した上で、抑止方法を検討する。軍事力(能力)よりも「意図」を重視しており、台湾侵攻は大きな軍事的な賭けであるため、100周年程度のことで安易に侵攻するとは考えにくいという。全くその通りだ。

  • 謙信公

    米中の緊張で起こりうるシナリオのマトリックスから中国の抑止、日本の対応について分析。90年代「中国が経済的に繁栄すれば市民社会が生まれ、民主化が進む」という夢を見、投資した経済的果実を治安と国防に投入、共産党独裁体制は強化された。習近平体制がリスクの高い台湾侵攻を決断するならば、国内政治の要請かも。抑止の最も効果的な方法は、米国が同盟国と協力して計画を事前に察知、準備をし、成功しそうにないと悟らせること。軍事介入の正当性を与える「台湾独立論」を封印するよう台湾を説得すること。日本の正念場はこれからである。

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