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ISBN 10 : 448009816X
Content Description
戦後世界でアジアほど巨大な変貌を遂げた地域はない。「陸のアジア」では朝鮮戦争やベトナム戦争が勃発し、米中対立がその背景になったのに対し、「海のアジア」では米中に加え、帝国の威勢を保つイギリスと、経済的「南進」を試みた日本が重要な役割を果たすことになった。しかし海域アジアはそうした国々の思惑を越えて、世界で最も経済的活力に溢れる地域へと姿を変えた。アメリカの冷戦戦略やアジアにおける大英帝国の解体、そして「中国問題」の台頭という、アジアの現在を形作った劇的な時代における日本の密かな航跡を描き出し、ふたたび政治の時代を迎えつつあるアジアの行方を展望する。
目次 : 第1章 「アジア」の誕生―バンドン会議と日本のジレンマ/ 第2章 日本の「南進」とその波紋―独立と冷戦の間で/ 第3章 脱植民地化をめぐる攻防―日英の確執、中国との綱引き/ 第4章 戦後アジアの転換点―一九六五年/ 第5章 アジア冷戦の溶解―米中接近と「中国問題」の浮上/ 補論
【著者紹介】
宮城大蔵 : 1968年東京都生まれ。92年、立教大学法学部を卒業後、96年までNHK記者。2001年、一橋大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(法学)。現在は上智大学教授。著書に『バンドン会議と日本のアジア復帰』(草思社、2001年)、『戦後アジア秩序の模索と日本』(創文社、2004年、サントリー学芸賞・中曽根康弘賞受賞)、2015年、国際開発研究大来賞受賞などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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skunk_c
読了日:2024/08/31
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読了日:2024/08/25
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読了日:2020/02/05
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読了日:2018/04/19
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