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外道クライマー

宮城公博

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784797673173
ISBN 10 : 4797673176
Format
Books
Release Date
March/2016
Japan

Content Description

夢枕 獏氏  「近年の山岳ノンフィクションでこれほど面白く読んだものはない」

角幡唯介氏 「『那智の滝で逮捕』のニュースを聞き、妙な嫉妬心と敗北感を覚えた」



従来の冒険ノンフィクションと一線を画した「冒険界のポスト・モダン」。

その書き手が宮城公博だ。



アルパインクライミングの世界では、日本で十指に入るという実力者であり、

数ある登山ジャンルの中で「最も野蛮で原始的な登山」と呼ばれる沢登りにこだわる「外道」クライマー。

「人類初」の場所を求めて生死ぎりぎりの境界に身を置きながら、その筆致は時にユーモラスで読者を惹きつけて止まない。



世界遺産・那智の滝を登攀しようとして逮捕されたのをきっかけに、日本や台湾、タイの前人未踏の渓谷に挑んでいく。

地理上の空白地帯だった称名廊下、日本を代表するアルパインクライマー佐藤裕介と共に冬期初登攀を成し遂げた落差日本一の称名の滝、怪物のような渓谷に挑んだ台湾のチャーカンシー……。



そして「誰もやったことのない登山」をめざして行った46日間のタイのジャングル行は、道に迷い、激流に溺れかけ、飢えに耐え、大蛇と格闘する凄まじい旅だった。


                                                                                         

著者略歴

宮城公博(みやぎ・きみひろ)1983年愛知県春日井市生まれ。ヒマラヤ、カラコルムでのアルパインクライミングから南国のジャングルでの沢登りにいたるまで「初挑戦」にこだわり続け、国内外で数々の初登攀記録をもつ。2009年、ヒマラヤ・キャジョリ峰北西壁への単独初挑戦。12年、那智の滝での逮捕によって7年間勤めた福祉施設を辞める。13年、立山称名滝冬期初登攀、台湾チャーカンシー初遡行、カラコルムK6西峰北西壁挑戦。14年、立山ハンノキ滝冬期初登攀、タイ46日間のジャングル初遡行など。













【著者紹介】
宮城公博 : 1983年愛知県春日井市生まれ。凸版印刷、福祉施設職員を経て、現在はライター、登山ガイド、NPO富士山測候所職員。ヒマラヤ、カラコルムでのアルパインクライミングから南国のジャングルでの沢登りにいたるまで初挑戦にこだわり続け、国内外で数々の初登攀記録をもっている。2009年、ヒマラヤ・キャジョリ峰北西壁への単独初挑戦。12年、那智の滝での逮捕によって七年間勤めた福祉施設を辞める。13年、立山称名滝冬期初登攀、台湾チャーカンシー初遡行、カラコルムK6西峰北西壁挑戦(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • takaC

    次々に無謀な挑戦を続ける気持ちは分からないでもない。しかし、意図的なのだろうけど読み易い文章ではまったくない。どうせなら写真集みたいなものにした方が良かったかも。

  • あじ

    ご神体“那智の滝”初登攀に挑み、世間から大顰蹙を買ってしまった外道クライマー。勤め先でも大問題に発展、自らを退職に追い込んでしまう。全国・各国、初登攀・初遡行をターゲットに、年収150万円前後でほそぼそと暮らし冒険心を繋ぐ。長い旅程の最中、得体の知れない物を口にし悶絶苦しみ、頭上を掠めてゆく雪崩に危機一髪。相棒の卑しさが、日増しに目障りになってゆくのも困りものだ。文明の利器が登場する瞬間だけ、生きた心地がしてくるのは私だけだろうか。何が彼をそこまで駆り立てるのか?冒険に取り憑かれた男外道、今日も行く。

  • おかむら

    「安全無視」「死亡上等」の心意気! 登山家の中でも異端?な「沢ヤ」(沢登り)の冒険ノンフィクション。面白かったー! クレイジーだなー! こういうのクレイジージャーニーでやってほしいけど、テレビカメラが付いてけないだろな。タイ奥地の沢登り行でだんだん同行者と険悪になっていく様がたまらなく面白い! バカだなー。解説は角幡唯介(これがまた良い)。

  • R

    人の道を倫理的にも物理的にも踏み外した、まさに外道な登攀狂人のお話でした。書かれていることは本当に衝撃的というか、人間の限界、動物の範疇、大自然への喧嘩売りといった様相で、近いうちに死ぬんじゃないかと思うような挑戦というか、登攀が山盛り出てきました。冒険に対する哲学というか、想いや、情熱の強さがよく伝わってくるけども、賛同できない部分もありつつ、冒険譚を堪能することができました。「沢ヤ」とは、こういう生き物だという解説書でもありました。

  • ばんだねいっぺい

     警察沙汰から始まるが、この臨場感ある文章のお陰で、よくビルをとか下から怒鳴られながら登るクモ男たちの気持ちが少しだけ分かった気がした。 外道クライマーというか、沢への情熱はひたすらにピュアで美しい。それにしてもセクシー登山部って。うすた京介を思い出したが、本文中でも触れてよと思った。

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