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免疫と「病」の科学 慢性炎症とはなにか ブルーバックス

宮坂昌之

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065144343
ISBN 10 : 4065144345
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

最新の免疫学の研究で、だらだらと続く「慢性炎症」が、万病の素であることがわかってきた。健康長寿の人生を送るため有用な知識満載

【著者紹介】
宮坂昌之 : 大阪大学大学院特任教授。1947年長野県生まれ。京都大学医学部卒業、オーストラリア国立大学大学院博士課程修了。金沢医科大学血液免疫内科、スイス・バーゼル免疫学研究所、東京都臨床医学総合研究所等を経て、大阪大学医学部教授、同大学大学院医学系研究科教授を歴任。2007〜2008年日本免疫学会会長。医学博士・PhD

定岡恵 : 1978年オーストラリア・キャンベラ生まれ。神戸大学理学部生物学科卒業、大阪大学大学院生命機能研究科博士課程修了。博士(生命機能学)。独立行政法人医薬基盤研究所感染制御プロジェクト研究員を経て、現在は理化学研究所生命機能科学研究センター研究補助員、神戸大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • タナカ電子出版

    この本は慢性炎症について書かれた本です。タイトルに科学と、書いていますが、なかなか科学的に実証するにはまだ、難しく、仮説的考えだと私は考えています。もちろん私は医療従事の仕事に従事している経験と知識から、患者さんには慢性炎症の存在否定しませんが、それらが直接的に病気の原因だと言えるほどのデータや根拠が充分ではないと思えて仕方ないです。しかしながら本にしたり説を唱える事自体は賛成します。その考え方、私は人前では大きな声では言えないけど嫌いじゃないです。

  • ゲオルギオ・ハーン

    炎症が続くとどうしてガンになるのか、例えばお酒を毎日飲みすぎるとガンになるのはなぜかという身近な疑問に対する答えも含めて解説している一冊。本題に入る前に炎症の関係者になっている各種白血球の説明もしているので素人の私でも読み進めることが出来た。また、イラストによる解説も分かりやすくて理解の助けになったのでさらに好印象。本題に戻ると炎症が続いてしまうと白血球のほか周りの細胞も反応を継続し、DNA複製の異常が出やすい状況になるという。アトピーについても炎症の慢性化という点から説明されていて分かりやすかった。

  • Kentaro

    免疫とは、疫を免れる。即ち、病気にかからないことであり、免疫反応とはからだが病気を免れるために起こす反応であると考えられている。実際は、免疫反応はわれわれのからだにとって良いことだけをするのではなく、悪いことをすることもある。動脈硬化では動脈の壁でだらだらと炎症がくすぶるように続く。このような炎症は、通常、何週間も続き、なかなか止まらない。このような炎症のことを慢性炎症といい、あまり気ずかないうちに炎症が進行する。このようなくすぶり型の慢性炎症が、じつは万病のもとになり、発赤、腫脹、熱感、疼痛を起こす。

  • テイネハイランド

    図書館本。医学の発達により、人体の免疫機能の乱れによる「慢性炎症」が、がん、糖尿病、心筋梗塞、認知症、アトピー性皮膚炎など、重大な病気に大きく関与していることがわかってきました。この本では、免疫学の研究者である著者がそれらのメカニズムについて最新の知見を踏まえて解説してくれます。著者の説明の仕方が丁寧なのか、医療関係者以外の人が読んでも理解できるように図や用語の選択に工夫がされていると感じましたが、情報量が多すぎて消化不良な箇所もあり、時間をおいて本書を再読するか別の解説本も読んでみたいと思いました。

  • sheemer

    免疫学者による、病を特に慢性炎症の方向から捉えて解説した本。免疫の基礎知識から急性炎症・慢性炎症とその治療法・展望までが一般人にとってわかりやすく、かつ科学的に押さえるべきところをきちっと押さえて書かれている。ほぼオリジナルの解説図も分かりやすい。新書という分量制限のためか詳細な参考文献リストはないが、重要な論点では本文中にタイトル・雑誌名・発行年度程度の参照があり、検索すれば見つけられると思う。ちゃんと知りたい人ならこの程度の詳細さにはついてこられるだろうという読者への性善的な信頼も感じられる。良書。

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