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霧と虹とサイダーの氷 創元推理文庫

宮原海渡

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488492212
ISBN 10 : 4488492215
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan

Content Description

秋湊高校新入生初登校の日、一年一組全員の机のなかに、小さなカード三枚と挑発的なメッセージが入れられていた。曰く、「諸君、入学おめでとう。君たちに入学祝いを用意した。これから出題する謎をすべて解き明かすことができたら、商品を差し上げよう」――かくしてゲームの幕は上がる。期限は五月一日、教師に知られた時点でこの謎解きは強制終了。一年一組限定の謎解きゲームの?末は? 新鋭が放つ生粋の学園ミステリ、東京創元社×カクヨム 学園ミステリ大賞優秀賞受賞作。

【著者紹介】
宮原海渡 : 1997年広島県生まれ、広島修道大学人文学部卒業。2024年、「東京創元社×カクヨム 学園ミステリ大賞」に投じた『四月の教室におけるあなたの居場所についての問い』で優秀賞を受賞。受賞作を改題改稿した本作でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • よっち

    不安と期待が入り交じる秋湊高校新入生初登校の日。謎解きゲームと友だちづくり、ふたつの難問に向き合う生徒たちの姿を描く学園ミステリ。一年一組全員の机の中に入れられていた、小さなカード三枚と何者かからの挑発的なメッセージ。クラス分けがされて自分は居場所を作れるのか、そんな不安を抱えながらクラスのみんなで謎解きを進めていく展開で、暗号中心の問題はやや難易度高めで、探偵役の鈴堂さんがいなかったらちょっと厳しかったかもでしたが、その過程で育まれていった友情と、最後の微笑ましいオチまで含めて優しくて素敵な物語でした。

  • assam2005

    高校1年生登校初日、机の中にあったのは小さなカードと差出人不明なメッセージ。クラスメート全員で謎を解き明かせ、というもの。しかも、これは一年一組限定らしい。期限は5月1日、教師に知られた時点でゲームオーバー。さて、彼らは謎を解けるのか?!初めて合う人達と話し合わなくてはならない。協力的な人もいればそうでない人も。「新しい好きに出会えるチャンスかもしれない」というクラスメイト。面倒くさいとワクワクが混ざり合い、高校生達に加減良く刺さってくれる。誰かが欠けてもいけない。こんな高校生活だったらきっと忘れない。

  • だるま

    東京創元社の『学園ミステリ大賞優秀賞』受賞作。学園ミステリの定番は「校内や身の回りで起きた日常の謎を風変わりな生徒が解き明かす」だと思うが、この作品は全然違った。新入生が高校に初登校。一年一組の全員の机の中にメッセージが入っていて、それに従い謎解きゲームをする羽目に。まずこういうユニークな設定を考えた事を評価したい。謎解き自体は高度なパズルの様に難解で、考える気持ちも失せたが、それより色々な性格のクラスメートが段々仲良くなっていく過程が楽しく読んでいてニヤけた😄。もっと各自の個性が出ていれば尚良かった。

  • カノコ

    秋湊高校の一年一組の新入生全員の机に入れられたメッセージ。彼らはメッセージに書かれた謎を解けるのか。謎解きに前向きな者、内心面倒に感じている者。友だちづくりに懸ける思いも様々。そんな彼らが団結していくような、爽やかなタイトルから受ける印象通りの濁りのない澄み切った青春小説だった。ミステリ要素の大部分を担う謎解きは文章のみで解くにはややこしく、かなり流し読みになってしまったのが残念。登場人物たちの年齢を少し下げて、ジュブナイル作品としても良いのではないかと思ってしまった。ピュアで微笑ましい物語。

  • 緋莢

    <第1問 グループで一つの答えを探し出せ。答えの数字が示す場所に、次の問いがある>秋湊高校に入学した新一年生。その中の一年一組、全員の机の中に入学祝い”と称する メッセージが入っていた。出題する謎が解ければ商品がある、という内容のもので…ストーリーに惹かれて手に取りました。自分にとっては遥か昔のことですが、確かに 新しい学校の、新しいクラスは期待よりも不安が大きかったなぁ、と思い出しました(続く

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