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脳波の発見 ハンス・ベルガーの夢 岩波科学ライブラリー

宮内哲

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000296939
ISBN 10 : 4000296930
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2020
Japan

Content Description

ヒトの脳波の発見者ハンス・ベルガー(1873‐1941)。20世紀初めに脳活動の計測による心の解明をめざした彼は20年以上を費やし、ついに脳波の測定に成功する。しかし結果が世に認められるにはさらなる時を要した。その後ノーベル賞候補にあげられるも、ナチス支配下のドイツで自ら死を選ぶ。ひとりで脳と心の謎に挑んだ先駆的な科学者の伝記。

目次 : プロローグ/ 1 祖父リュッカート/ 2 布石/ 3 非侵襲脳活動計測と脳波/ 4 結実/ 5 逡巡/ 6 孤立/ 7 光明/ 8 秘密の波―テレパシーへの傾倒/ 9 憂愁/ エピローグ

【著者紹介】
宮内哲 : 国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)脳情報通信融合研究センター嘱託。早稲田大学大学院文学研究科心理学専修博士課程修了後、米国ブラウン大学、自然科学研究機構生理学研究所を経て、1993年通信総合研究所(現NICT)に入所。専門は生理心理学・脳神経科学。主にfMRI・脳波・脳磁波などの非侵襲的脳機能計測に関する研究開発に従事。博士(医学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Go Extreme

    研究:脳波発見 精神医学 神経生理学 研究環境 計測技術 初期試行錯誤 皮膚反射 生理心理学 脳波計測発展:非侵襲計測 EEG技術 毛細管電流計 記録成功 アルファ波 ベータ波 臨床応用 神経ネットワーク 科学界の評価:初期論文 研究批判 支持拡大 神経科学基盤 精神疾患診断 睡眠研究 てんかん解析 ベルガーの影響:心理学 貢献評価 科学的孤立 研究逡巡 テレパシー仮説 精神エネルギー仮説 意識研究 科学的懐疑 社会と人生:ナチス政権研究困難 自殺 家族関係 研究遺産 科学的進展 歴史的意義 科学者の葛藤

  • かず

    脳波の主にアルファ波を発見したベルガーの伝記と共に脳波測定の仕組みも知ることができる読み物で、とても良かったです。 脳波が測定できるようになって、まだ1世紀経ってないことに驚きました。 科学者なのにテレパシーの存在も信じてたというところに当時の雰囲気が伝わりますね。

  • takao

    ふむ

  • 乱読家 護る会支持!

    ヒトの脳波を発見したハンス・ベルガー。心の解明を目指して20年以上をかけて様々な研究を行い(神経解剖学、脳血流、脳温度、皮膚電気反射、脳への電流刺激の研究など)、脳波の測定に成功した。最期は、ナチス支配下のドイツで自殺した。 脳波とは、脳の神経細胞の電気的活動を増幅して記録したもの。 アルファ波が「リラックスするための魔法の波」と考えるのは誤り。アルファ波はリラックスの原因ではなく、リラックスの結果である。 ベルガーはテレパシーを信じていた。

  • Deco

    先人のたゆまぬ、尽きぬ、真摯に向かう研究意欲が美しい

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