Special Features Related to This Product

Books

名前のない英雄 ガガガ文庫

宮下愚弟

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094532692
ISBN 10 : 4094532692
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

これは歴史には残らない、英雄たちの物語。

第19回小学館ライトノベル大賞〈優秀賞〉受賞!
これは、勇者が世界を救う──よりも前に命を懸けた者たちの“前日譚”ファンタジー。

凶暴な怪物『邪族』と人類が戦いつづける混迷の時代。
辺境の山奥で、不治の病を抱えた妹と二人暮らしをする少年がいた。
貧窮する生活のなか、少年は〈勇者の剣〉探しの道案内に手を挙げる。
報酬は妹の治療。
しかし──

「あなたには死相が視える。任務についてくれば命を落とすでしょうね」
〈勇者の剣〉を探す特務分隊のひとり、〈魔眼〉の少女から死の予言を告げられる。
それでも少年は同行を決意する。全ては妹のために。

特務分隊の任務は、行方不明の〈勇者の剣〉を探し出し、前線の勇者へ届けること。
残る時間は、あと数日。
いまも、勇者は手元の剣を次々と使いつぶしながら『邪族』に立ち向かっている。

道案内だったはずの仕事は、捜索の手助けを経て、ついには狙われた〈勇者の剣〉を抱えての逃亡劇へと変わり──
ただの村人だったはずの少年は「名前のない英雄」となる。

命を懸けて“希望”を届けろ。
勇者でなくとも、世界を救うために。

これは歴史には残らない、英雄たちの物語。

【編集担当からのおすすめ情報】
「勇者」ではない人々が、それでも「英雄」になるファンタジー。
絶望的な逃亡劇の中、主人公が最後に得るものは──「名前のない英雄」への軌跡を、あなたも体験しよう!

【著者紹介】
宮下愚弟 : 本作が第19回小学館ライトノベル大賞の優秀賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • オセロ

    面白かったですね。 設定や文章が丁寧で分かりやすく、物語に引き込まれていく。人の知性と邪族の凶悪さを合わせ持つ邪人から必死の逃避行の途中で犠牲になったキャラの回想が入る訳ですが、これがキャラを引き立たせていて良かった。途中でコンセプトには気付くものの、タイトル回収もきちんとされ、気持ちの良い読了感でした。

  • 和尚

    面白かった! 文章も、展開も、物語も、そして読後の余韻も良い、めちゃくちゃ好みのファンタジーでした。 凶暴な怪物『邪族』と人類が戦いつづける混迷の時代。強力だが、その強力さから魔剣を日々消費してしまう勇者により戦線を維持している世界。 物語の主人公は勇者ではなく、しかし同じく世界を救うため、勇者の魔法の威力に耐えられる魔剣を探すための旅をし届ける使命を帯びた人々の物語。 名前のない英雄、タイトル回収もきちんとされ、これは良い一作でした。おすすめです。

  • よっち

    邪族と人類が戦う混迷の時代。辺境の山奥で、不治の病を抱えた妹と二人暮らしをする少年が、勇者の剣探しの道案内に手を挙げる名もなき英雄たち物語。妹の治療を報酬に勇者の剣を探し出し、前線の勇者へ届ける特務隊に道案内を申し出た少年。捜索の末に見つけ出した勇者の剣が異形の邪人に狙われ、勇者に届けるための逃亡劇へと変わっていく展開で、騎士団長や僧侶たちが抱える想いや、身体を張って邪人を食い止めようとする姿が描かれる一方、残された者たちもまた持てる手札で諦めず立ち向かって使命を果たす姿はまさに名もなき英雄の物語でした。

  • 真白優樹

    人類の仇敵である邪族との戦いが長く続く時代で、最前線で戦う勇者の元へ特別な剣を届ける為の部隊に、少年が出会い始まる物語。―――託された遺志を成し遂げろ、己にしか出来ぬ事を。 決して輝かしい活躍じゃない、無双の物語でもない。それでも只一つの目的の為、己の命を賭してでも成し遂げようとした者たちの物語であり、一冊で厚く熱い、面白さがある物語である。語られずとも、只人であっても。歴史は続く、この世界の片隅で。華々しく無くとも、そこに幸せが確かにある。それは何処までも続くのだ。 うん、とても面白かった。

  • MoriTomo

    狂暴な怪物と人類が戦い続ける時代を舞台に、妹の不治の病を治すため命を懸けて挑む主人公の姿が印象的で、同行メンバーとの関係性やそれぞれの事情に触れていく描写が丁寧で読み応えがありました。 キャラ一人一人に焦点が当てられ、主人公に課せられた役割が変化していく展開も引き込まれました。また、タイトルにある「名前のない英雄」という要素が物語を進むほど見事に回収され、主人公の歩む道のりと使命を果たしていく仲間たちの姿が印象的で読み応えのあるファンタジー作品でした。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items