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It負債 基幹系システム「2025年の崖」を飛び越えろ

室脇慶彦

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784296103027
ISBN 10 : 4296103024
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2019
Japan

Content Description

日本企業のITシステムは「負債」となり、これまでの方法論は時代に合わなくなった。業界は今、変曲点にいる。

目次 : 第1章 日本のITシステムの現状と課題(SoEとSoR/ 従来モデルの限界 ほか)/ 第2章 今後求められるITシステム(SoEに求められる基本要件/ SoRに求められる基本要件 ほか)/ 第3章 米国で進展するIT革命の状況(クラウドベンダーの本音/ ユーザー企業で進むマイクロサービス化)/ 第4章 新たなアプリケーションアーキテクチャー「マイクロサービス」(既存のアプリケーションとの違い/ マイクロサービスの圧倒的な優位性 ほか)/ 第5章 日本のITシステムの大変革と企業の盛衰(企業の盛衰を左右する経営者に求められる役割/ ITベンダーの企業経営に求められるもの)

【著者紹介】
室脇慶彦 : 野村総合研究所理事。1982年大阪大学基礎工学部卒。同年野村コンピュータシステム株式会社(現株式会社野村総合研究所)入社。1999年日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー株式会社システム企画部長。2001年4月e‐システムソリューション部長、金融システム事業部長を経て、2007年執行役員金融システム事業本部副本部長、保険システム事業本部副本部長、生産革新センター長を経て、2014年常務執行役員品質・生産革新本部長。2015年4月より現職。専門は、ITプロジェクトマネジメント、IT生産技術、年金制度など。情報サービス産業協会理事、日本情報システム・ユーザー協会監事、ITコーディネータ協会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    昨年から経産省がいい始めたDXいわゆるデジタルトランスフォーメーションというキーワードを主体にした「2025年の崖」というものがどのようなものかおぼろにわかりました。私は全面的には賛成しないものの(というのはいわゆる経産省の言うことはすべてお金を使ってシステムを作り替えろという脅しがあるように感じるので)、今後のシステムの在り方としては面白いと感じられました。開発もウォータフォール型からアジャイルに転換していくのでしょう。

  • Kentaro

    既にDXは2000年以降確実に歩みを進め、その勢いは加速度的に進む。我々の常識をあらゆる分野で破壊し、新たな価値観の世界に突き進んでいる。これまでのビジネスを根本から覆す変化の中にいると認識すべきである。 DXを進展させ、新たなビジネスモデルに変化するには、会社そのものといえる現在の既存ITシステムを抜本から見直すことが必須である。それは競争力の源泉とならないが、会社の命を支える既存のITシステムである。効率よく、安価に、早く、リスクを最小化して対応することが、DX成功の鍵を握っていることに間違いない。

  • 閑居

    日本はIT負債を清算できないままWithコロナ時代に突入。ハンコ文化、紙文化などの古い商習慣を引きずりつつ、政財界の思惑が絡み合い、日本は前に進めないまま滅びつつある。 最近のテレビを見ていると「世界から尊敬される日本」とか「世界に広まる日本文化」などの威勢の良い言葉が目立つ。 しかし、世界から”まねぶ”ことを忘れ、過去の栄光にすがっていては前に進むことなどできない。過去のIT”資産”をすべて捨てるほどの覚悟を持って血を流しながら進むしかないのである。

  • チャー

    IT技術者の経歴を持つ著者が、多くの企業のデジタル化に携わりその経験と今後の課題を綴った書。ソフトウェア開発に関する品保では確認しなければならない部分を最小限に抑え込むことという視点は日常のビジネスにも通ずる。企業はITベンダーにデジタル化を丸投げする傾向があるが、本来ならば企業内にしっかりとした部門を持ち、CEOはシステムについて熟知している必要があるという指摘はなるほどと感じる。大義は何かを常に問うことは軸を持つための重要な姿勢。システムに携わる仕事の進め方の難しさを改めて知ることができた。

  • エリナ松岡

    国内のSI業界の現状が分かるよい本でした。IT負債とは何だろか、と思ったらレガシーのシステムにかかる莫大な保守費用とリプレースの困難さだそうな。確かにそうなんでしょう。SI事業者は本当に今後どうするかしっかり見極めてモデルチェンジしていく必要があるように思います。また、その解決策としてマイクロサービスということなんですが、うーん、おおよその概念は分かりましたが、それほど深堀りはしていないので、また別の本を読む必要がありそうです。

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