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三体x 観想之宙 / かんそうのそら

宝樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152101334
ISBN 10 : 4152101334
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

異星種属・三体文明の太陽系侵略に対抗する「階梯計画」。それは、敵艦隊の懐に、人類のスパイをひとり送るという奇策だった。航空宇宙エンジニアの程心(チェン・シン)はその船の推進方法を考案。船に搭載されたのは彼女の元同級生・雲天明(ユン・ティエンミン)の脳だった…。太陽系が潰滅したのち、青色惑星(プラネット・ブルー)で程心の親友・艾(アイ)AAと二人ぼっちになった天明は、秘めた過去を語り出す。三体艦隊に囚われていた間に何があったのか?『三体3 死神永生』の背後に隠された驚愕の真相が明かされる第一部「時の内側の過去」。和服姿の智子が意外なかたちで再登場する第二部「茶の湯会談」。太陽系を滅ぼした“歌い手”文明の壮大な死闘を描く第三部「天蕚」。そして―。“三体”熱狂的ファンの著者・宝樹は、第三部『死神永生』を読み終えた直後、喪失感に耐えかね、三体宇宙の空白を埋める物語を勝手に執筆。ネットに投稿したところ絶大な反響を呼び、“三体”著者・劉慈欣の公認を得て“三体”の版元から刊行された。ファンなら誰もが知りたかった裏側が描かれる衝撃の公式外伝(スピンオフ)。

【著者紹介】
宝樹 : 1980年、中国四川省広元市生まれ。北京大学を卒業後、ベルギーのルーヴァン・カトリック大学にて哲学の修士号を取得。2010年、フリーライターとして活動しながらSFの創作を開始、これまでに長篇・中短篇集など数冊を刊行している。いまもっとも注目される新世代中国SF作家のひとりである

大森望 : 1961年生、京都大学文学部卒。翻訳家・書評家

光吉さくら : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    石森章太郎の『リュウの道』を思い出させた。脳だけになって敵艦隊に送り込まれる『三体』シリーズで最も過酷な運命にさらされる雲天明だが、そこでいかなる人間にも考えられない経験を重ね、ほとんど時間を超越する神人に等しい高みにまで達して人類の歴史を眺めるまでに至るのだから。明確には描かれないがカレルレンか惑星開発委員会のような超支配者が存在し、宇宙の深淵を見せつける代表として雲天明を呼び出したかのようだ。原作の収拾しきれなかった隙間や伏線を壮大なドラマに綴った手腕は見事だが、完璧に理解できた読者はどれほどいたか。

  • absinthe

    面白い!どうせ出来の悪い2次創作だろうと思っていたがとんでもない!アイデア豊富な作家で、意外性だけでなく緻密な工夫もある。他の作家の未回収の伏線を拾い上げつつ新たな世界を構築していくのはなかなか出来ることではない。劉先生はどこまで冗談でどこから本気か分かりにくいところが売りだが、そういうところまで受け継がれている。宇宙の運命を左右できる主人公が実在AV女優と涼宮ハルヒのエンドレスエイトについて大真面目に語り合うのだ。普通に考えたらただのネタだが。大まじめにやると傑作になるのだ。

  • R

    三体の登場人物の一人雲天明を主人公にしたスピンオフ的な物語。別作者によるものだそうだけど、中国のSF感、ヲタク感といったものが端々から感じられて面白かった。三体人を社会性昆虫に例えてつつ、さらに意思疎通が直接交渉になるのは、それぞれが端末の一つでしかなく、集合連結してこそ叡智が発揮できるという解釈はなるほどと納得できた。文化による侵略という概念に日本が持ち出されるのに驚いたけど、そんなにすごい影響あるもんだろうかと思ってしまった。あと、武藤蘭を好きすぎる。

  • まえぞう

    三体三部作の二次創作で、前半は三体本体の内容を補完するような話しですが、後半はこの作者の想像がもたらした創作です。作者は本当に三体が好きなんですね。何回も読み込んだんだと思います。

  • KAZOO

    この本は「三体」のスピンアウト作品なのでしょうね。「三体」を読んでいないとわかりやすさや愉しみは半減してしまうと思われます。そのために親切にも「三体V 死神永生」のあらすじも掲載されています。三体で謎やあまり説明されていないことなどがよくわかるような感じにはなっています。ただもう少し話の発展があってもいいのではないかと感じられました。

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