Product Details
ISBN 10 : 4480511962
Content Description
須弥山とは、高さ約56万キロメートル、天神らが暮らす想像上の高峰である。5世紀頃インドで書かれた仏教論書『倶舎論』はこの須弥山を中心とする壮大な宇宙を描き出し、仏教が宇宙をどう捉えたかを詳細に解説した。本書は、『倶舎論』を基礎に他説も参照し、仏教宇宙観を簡明に記す。人間より優るが欲望の虜である天神とはいかなる存在か。「蛆虫に骨をうがたれる」といった地獄の責苦、世界を構成する四大と極微、宇宙の消滅と生成のサイクルなど、幅広く解説。後代に現れる極楽浄土の思想をも取り上げて、人生を苦とし、輪廻と解脱の思想を根底とするこのユニークな体系の変遷をたどる。長年読み継がれてきた入門書。
目次 : 1章 人間は宇宙をどう把えたか/ 2章 仏教の“地獄と天界”/ 3章 極大の世界と極微の世界/ 4章 仏教宇宙観の底を流れるもの/ 5章 西方浄土の思想/ 6章 地獄はどう伝えられたか/ 7章 仏教の宇宙観と現代
【著者紹介】
定方晟 : 1936年生まれ。東京大学教養学部卒業。同大学大学院印度哲学博士課程修了。文学博士。現在、東海大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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榊原 香織
読了日:2023/10/10
ひよピパパ
読了日:2024/09/19
わ!
読了日:2024/01/24
舫
読了日:2023/07/31
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