Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• uehara

  読了日：2024/08/26

  政治詩。巻末座談会で究極Q太郎が言うように「物としての事件というよりも、出来事の周囲にある霞のような心の中にあるさまざまなものを引っ張ってきている」ｐ.459。「ヒゲ対策」「万歳二千唱」「三面記事�T・�U」あたりが好き。論考「マルクスにおける主体（チュチェ）思想―または「経哲手稿」から「資本論」への動態的発展の契機に関する小論」は初期から後期マルクスの発展に、資本主義社会における（資本主義社会との関係における）「主体」概念の明晰化があることを明らかにしていてよい（なお、榎原均を参照している！）。

• ミスター

  読了日：2019/01/01

  思っていたほどの下ネタはない。より直接的な形で政治について歌われている。それから筆者の新左翼＝全共闘に対する批判的な視座はきわめて重要で、けっきょく新左翼的な文芸評論家とは生活保守であった江藤淳なわけで、われわれは華青闘を前提にしつつこのことを乗り越えねばならない。

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