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日本人の9割が勘違いしている「遺伝の真実」 10の誤解から解き明かすsb新書

安藤寿康

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784797389746
ISBN 10 : 4797389745
Format
Books
Release Date
December/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

現代社会の格差や不平等の根幹には、知能をはじめとした「才能」が遺伝の影響を受けていることが挙げられる。これはショッキングな事実ではあるが、だとしたら「才能は遺伝がすべて」「勉強してもムダ」「遺伝の影響は一生変わらない」などと思われがちだ。しかし、それは誤解。俗説を解きほぐしながら、個人の「生存戦略」としても遺伝を真に役立てる方法を提起する!

目次 : 第1章 不条理な世界/ 第2章 知能や性格とは何か?/ 第3章 心の遺伝を調べる/ 第4章 遺伝の影響をどう考えるか/ 第5章 あるべき教育の形/ 第6章 遺伝を受け入れた社会

【著者紹介】
安藤寿康 : 1958年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、同大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、慶應義塾大学文学部教授。教育学博士。専門は行動遺伝学、教育心理学。主に双生児法による研究により、遺伝と環境が認知能力やパーソナリティに及ぼす研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • きみたけ

    著者は、慶応義塾大学教授で行動遺伝学や教育心理学が専門の安藤寿康先生。遺伝に関する俗説を解きつつ、個人の「生存戦略」として遺伝を役立てる方法を提起した一冊。「才能は遺伝がすべて」「勉強してもムダ」「遺伝の影響は一生変わらない」といった誤解を解きながら、現代社会の格差や不平等の根幹に鋭く切り込みます。最近の遺伝子検査では、自分のすべての遺伝子を読み解く費用が20万円以下ででき、知能や形質・ADHDなどの遺伝率が算出できるとのこと。あるべき教育の形や遺伝を受け入れた社会(キッザニア化)について触れています。

  • なかしー

    橘玲氏の「言ってはいけない」で使用された参考文献の一冊。 いかにも研究者っぽい文章の書き方。 語弊や誤解が無い様に何重にも予防線を張る文章は人によって周りくどさを感じるかも知れない。 橘玲氏の本から読んだので尚更強く感じた。 結論:学力や知能は遺伝に大きく影響する。もしそれが低くても他に適性がある可能性があるのでそれを探す事が重要。どうやって?様々な適性診断から自分が他の人より秀でた才能を探す。キッザニアのような職業体験出来る所で数多くの職業を経験して自分の適性を見出す。

  • チャーリブ

    後書きにあるように、本書は橘玲氏のベストセラー『言ってはいけない 残酷すぎる真実』の「便乗本」である。といっても、むしろ「後から書かれた種本」というべき本。橘氏の言う「残酷すぎる真実」とは、本書に書かれているように、現在の知識社会は知能の高いものが圧倒的に有利な競争社会であり、その知能は遺伝(IQは70%以上、学力は50〜60%の遺伝率だとか)によってかなり決まっているということ。著者は、その事実を認めた上で、多彩な才能を評価する文化が必要だというが、「好き」も「得意」もない人にどこまで響くのでしょうか。

  • けんとまん1007

    遺伝的要素、環境要因など、考えることも多い。「持って生まれたもの」を、どう考えるかだと思う。確かに、短期的ではなく、長期的な視点で見た場合、実際どうなんだろう?というのは、自分の中にあった。眠っていたことが、揺さぶられ起きるというイメージだろうか。ふと、思った。隔世遺伝ということもあるしなあ〜、どこまで考えるといいのだろう。もちろん、いろいろな研究は現在進行形であり、数年後にはどんなことになっているだろう・・楽しみでもある。

  • かるかん

    根性論がはびこる日本だが、遺伝についてもしっかり目を向ける必要がある。 才能には絶対的な壁があるのにも関わらず、根性が足りないからだと揶揄するのは簡単で、上手くことを運べる人には理解するのは難しい。 とはいえ、大した努力もせずに根性が足りないのを才能のせいにする人が多いのも事実である。 大切なのは他人への一定の理解、自分基準で考えないことだ。

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