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それはわたしが外国人だから? 日本の入管で起こっていること

安田菜津紀

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784909753175
ISBN 10 : 4909753176
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

難民、紛争などの取材・発信を続けるフォトジャーナリスト安田菜津紀が、日本の入管政策に翻弄されてきた、外国にルーツのある4人を取材。一人ひとりの生きた道のりをたどることで、彼らがどんな困難に直面してきたかを、子どもにも伝わるよう平易なことばでまとめました(漢字にはすべてルビをつけました)。あちらこちらで「多様性の尊重」がいわれているのに、そこから排除される人たちがいるのはなぜだろう。共に生きるってなんだろう。そんな対話のきっかけになることを願って――。文筆家でイラストレーターの金井真紀によるカラーイラスト多数。入管法や難民の人たちをもっと知るためのQ&Aや、金井による「難民・移民フェス」についてのエッセイも収載。私たちに何ができるのかを考えます。

【著者紹介】
安田菜津紀 : 1987年神奈川県生まれ。フォトジャーナリスト。認定NPO法人Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)副代表。16歳のとき、「国境なき子どもたち」友情のレポーターとしてカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材。現在、東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で難民や貧困、災害の取材を進める。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録しつづけている

金井真紀 : 1974年千葉県生まれ。文筆家・イラストレーター。難民・移民フェス実行委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • とよぽん

    子ども向けに作られた本ではあるが、内容は、大人が知って子どもに教えることができるほど充実している。だから、大人にも読んでほしい。人権の根本的な意味と、日本の入管の制度や実態、「難民」や外国人への偏見、等々。金井真紀さんの「移民・難民フェス」の文章が、私たちが目指す未来を示してくれている。「多様性は大切」という言葉が、単なる言葉で終わらせないために。

  • たまきら

    寛容さが失われた世界は居心地が悪い。特に私のような何をやってもはみ出してしまうミスフィットにとって、人権問題は身近だ。今の私は「こちら側」かもしれない。けれども、ちょっとしたことであっという間に「あちら側」になるであろう自分を感じる。だからこそこの本に登場する人たちの苦しみは対岸の火事ではない。私にも起こりうる痛みだと思う。だから、取り返しのつかないことになる前に声をあげていかないといけない。日本の未来は多様性を認めることできっと豊かになるから。多くの人に読んでほしい一冊です。

  • Y2K☮

    佐々涼子「ボーダー」と併せて紹介したい名著。ふりがなが振ってあるのは子ども向けであることに加え、人種や年齢を問わずあらゆる人に読んでほしいという意志表明かもしれない。入管で起きていることをあまりに知らなさすぎた。人手不足とか社会の役に立つという観点で彼ら彼女らの価値を測る己の傲慢さも痛感した。難民や移民を無制限に受け入れようという話ではなく、不正を防ぐために犯罪者ではない人まで一緒くたに苦しめる非人道的なシステムを改める。まずそこ。難民・移民フェス行きたいしアフリカ布のかばんやクルドのピザ、買いたいです。

  • ジャーナリスト安田菜津紀さんの本。金井真紀さんも取材に同行し、素敵な挿絵を描かれています。 描かれている原風景のイラストがあったかければあったかいほど、日本の理不尽な現実に胸苦しくなる。 全文ルビ付き、真摯に、丁寧に、やさしく作られているのは誰にでも読んでほしいからだ。日常を侵害されない権利がどんな人にもあり、権利とは誰かから拝受してありがたがるものではないことを。

  • どら猫さとっち

    多様性と言われている現在。それとは裏腹に移民・難民の受け入れや、入管法の問題。さらに人種差別が今も問題視されている。外国人がこの国で暮らすということの困難、それをどのように解決すればいいのか。移民・難民の人たちの体験談をもとに、共生することの大切さを説いた一冊。ヤングアダルト向けであるが、大人たちにもわかりやすく読める。そして、考えて欲しい。この国で違う国から来た人と、仲良く生活することの重要性、そして幸せに暮らしていける社会を築く方法を。

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