Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• やすらぎ

  読了日：2022/01/09

  同じ地球人だけど、命の層が違うみたい、この時代は。…４歳のときに瓦礫から救出された。どんなに過酷な環境下にいても、一輪の薔薇のように強く生きてほしい。砂浜に咲く薔薇、サヘル・ローズさんが語りかける。…笑顔を生み出すのも壊すのも人間。心の中に聞こえる叫び。この感情を誰も知らない。側にいたのは影。大切な影。夜は嫌い。消えてしまうから。でも足跡は残っている。…鏡に映る私。私は私。あなたと今、ここにいる。心の中にはずっといる。見上げる空。語る月。目を閉じると瞼の奥に笑顔が見える。紡ぎたい。悲哀の一滴から走り出す。

• やま

  読了日：2022/02/21

  波乱万丈の生い立ちを書いた詩。華麗に装うサヘル・ローズ36才は、4才頃に実の親を亡くし、7才までイランの孤児院で過ごし、8才の時に今の養母フローラ・ジャスミンの養子になって日本に来ます。そして、タレント、女優、モデルとしてテレビに出ています。サヘル・ローズとは「砂浜に咲く薔薇」という意味。薔薇が好きなフローラ・ジャスミンが「薔薇は砂浜に咲かないはずだが、自らの力で困難に立ち向かう力強さを持ってほしい」という想いで名づけました。2018.12発行。字の大きさは…中。2022.02.21読了。★★★☆☆続く→

• とよぽん

  読了日：2020/03/02

  表紙の女の子の目、大人の考えていることを見抜いているようで、でも明日への希望とか期待とかを失いたくないという強い思いを感じる。フォトジャーナリスト安田菜津紀さんの写真がよかった。サヘル・ローズさんの詩の中にある「地球には傷跡が多い。　人間が作った落とし穴　落ちていくのはわたし達。」という一節が鋭い。

• けんとまん１００７

  読了日：2020/02/29

  このほしで、今、起きていること。存在していること。人。自然。光景。風景。それぞれを、どのように受けとるかは、人それぞれ。静かな時間の流れを感じるが、深さもあると思う。

• たまきら

  読了日：2020/09/30

  表紙の女の子の写真に惹かれて。サヘル・ローズさんを自分は存じ上げなかったのですが、夫が知っていて、彼女がイラン出身でとてもつらい幼少期を過ごしたと教えてもらいびっくりしました。そんな彼女の人生を知ると、このまっすぐで子供のように純粋な言葉がまた違う意味を持つ気がします。

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