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すごい論語

安田登(能楽師)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784909394217
ISBN 10 : 4909394214
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

いとうせいこう(音楽)、釈徹宗(宗教)、ドミニク・チェン(テクノロジー)。各分野で活躍する「すごい」人に『論語』を投げかけると―2500年前を凌ぐ「すごい論語」が現れた!

目次 : プロローグ/ 1 『論語』に「音楽」を投げてみる―対話いとうせいこう(「樂」はいまの音楽のもっとすごいやつ/ 「樂」の前に「詩」と「禮」を学ぶべし/ 「まとめる(樂)」と「分ける(禮)」で人は笑う ほか)/ 2 『論語』に「宗教」を投げてみる―対話釈徹宗(孔子はカルト宗教を戒めた/ 先祖とのコミュニケーション技法/ 宗教は「衣食住」すべてをあつかう ほか)/ 3 『論語』に「テクノロジー」を投げてみる―対話ドミニク・チェン(『論語』はシンギュラリティ/ 「外在化」が次のシンギュラリティの鍵/ 孔子が残したマジックワード「仁」 ほか)

【著者紹介】
安田登 : 1956年千葉県銚子市生まれ。能楽師のワキ方として活躍するかたわら、甲骨文字、シュメール語、論語、聖書、短歌、俳句等々、古今東西の「身体知」を駆使し、さまざまな活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • livre_film2020

    この著者さんが好きで手に取った。相変わらず面白い。何が面白いって、違和感を感じていた古典の解釈が、安田さんの手にかかればストンと体に馴染む点だ。例えば、この漢字はこの時代にはなかったからこの意味だったはずだというような解釈。今すぐに教科書の解釈を変えてほしいくらい笑笑 さまざまな分野からの問いかけに応じられる論語は時間というフィルターに耐え抜いた最強の古典のひとつだ。この存在自体がせかせか生きる現代人の私達への強烈なカウンターパンチのように思える。時間を立体的に捉えられるようになったら、それは人類の進化。

  • ねこさん

    装丁のトリコロールが美しい。こういう色使いはしたことがなかった。内容としては、既に意識にのぼってperceivedしている「感情」と、feltしたとしか言いようのない「情動」の違いについて、知者はこの「感情」を翻訳し、対して仁者は「情動」に安んじるという話が、特にプラクティカルで興味深い。通読してみると、いとうせいこう、釈徹宗の章はドミニク・チェンとの対談の準備運動のような印象がある。例えばいとうに語られる置字の「而」は転換、シンギュラリティをあらわすといった話に展開する。「温故而知新」ということである。

  • 出世八五郎

    いとうせいこう、釈徹宗、ドミニク・チェンとの対談本。聞一多の本を読み触発され、孔子の時代の青銅器に鋳込まれた金文や孔子以前の甲骨文字で論語を読むという処から始まる。「四十にして惑わず』も当時の文字解釈だと「四十歳こそ自分の可能性を広げる年齢だ。」となる。他にも「義なきは勇なきなり」も新興宗教に対する態度でしかない。仁についても多くを孔子は語らないとある。仁は人間がヴァージョンアップしたものだろうと推測している。ヴィパッサナー瞑想を多くの人が取り入れれば平和になると思う。それと似たもの。

  • nbhd

    対談集です。対談中に『仁』という字を『ヒューマン2.0』と読んじゃったりもします。説教臭い処世術的なイメージから解き放たれていて、なんちゅうか論語というのはメラメラ炎立ちのぼるような「呪術」なのですね、呪文です。著者の読みテクは、論語を「孔子が生きた時代の文字」で書き直すというもの(白川静さんの助けを借りつつ)。漢字って、そもそも呪術的かつ肉体的。【学而時習之】の【而】の字なんかは、神に憑依された雨乞いの巫女の逆立った髪とか呪術師のヒゲに由来するらしく、著者は「魔術的な時間」の経過と捉えてて、マ、斬新。

  • 湿原

    面白い。孔子の時代にあった漢字から、章句の内容を読み解くと、現代に伝えられている解釈とは異なる意味が見えてくるのは意外であった。 本書では音楽、宗教、テクノロジーと論語の関係を対談形式で考察している。3つのカテゴリーに共通するのは人間の無意識を如何にコントロールしていけるかという課題である。禮と樂の説明が個人的には興味深く思う。今回も論語から色々なことが学べた。やはり奥深い書である。

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