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歪む社会 歴史修正主義の台頭と虚妄の愛国に抗う

安田浩一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784846017910
ISBN 10 : 4846017915
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

通説をねじ曲げ、他者を差別・排除し、それが正しいと信じる。そんな人たちが、なぜ生まれるのか?『ネットと愛国』のジャーナリスト・安田浩一と『歴史修正主義とサブカルチャー』の社会学者・倉橋耕平が、90年代から現在に至る右派の動向について徹底討論!

目次 : 第1章 ネット右翼は思想か?それともファッションか?/ 第2章 時代によって変化する保守言説/ 第3章 歴史認識、ヘイトスピーチ、そして差別/ 第4章 国会議員によるバックラッシュが始まる/ 第5章 歴史修正主義とメディアの共存/ 第6章 リベラルはなぜ右派に対抗できてこなかったのか/ 第7章 差別はネットとともに進化する/ 第8章 企業のネット右翼化を考える/ 第9章 リベラルは右派にどう抗っていけばよいのか

【著者紹介】
安田浩一 : 1964年、静岡県生まれ。ジャーナスリト。雑誌記者を経て2001年よりフリーに。事件や労働問題などを中心に取材・執筆活動を続ける。『ネットと愛国』(講談社)で第34回講談社ノンフィクション賞受賞。「ルポ外国人『隷属』労働者」で第46回大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)を受賞

倉橋耕平 : 1982年、愛知県生まれ。社会学者。関西大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。立命館大学ほか非常勤講師。専攻は社会学・メディア文化論・ジェンダー論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 確かにバランス的に右が強くなりすぎてきてる気はする。左も大衆に迎合すべきとしているがどうなのか。多分排外主義は群衆心理とマッチしやすいところがあるんだろう。リベラルな思想は人々にそれなりに志がないと受け入れられない気がする。出版物のレベルを落とせばうまくいくとはあまり思えない。そしてこの人たちはこの人たちでせっせと右翼右翼とレッテル貼りをしているような。

  • noko

    ネット右翼とは、多くはオンラインで排外主義を主張している人。リアルでは政治活動はしていない。モニター七万人の調べでは、オンライン排外主義の人は、男性で40〜50代が多いそうだ。歴史修正主義に基づいて描かれた歴史は偽史に近い、自分達が主張したい事が先にあり、そこに歴史を巻き込んでいくので、おかしな事になってしまう。アウシュビッツのガス室はなかった→だから虐殺もなかったという一点突破は歴史修正主義者の定石。ネットは間に人が介在しない問題がある。既存メディアは校正など人の手が入る。正しい情報を選択する力がいる。

  • Eiki Natori

    どれだけ検証され論破されようと、歴史修正主義やレイシズムのような意見は一般社会に当たり前のように浸透してしまっている。安田浩一と倉橋耕平という、これらの問題を取材、検証してきた2人の対談。それぞれの著作で書かれた内容を話しているのだが、その論点がまとまっている本。結局は情弱に付け込んで、その欠乏部分を埋めるように「陰謀論」などが入り込み、受け手は「気づき」を覚えてしまう。本来は検証されるべき部分をすっとばして安直に飛びつかれてしまうというキモの部分が書かれていた。「ネットで真実」のネトウヨに読ませたい本。

  • オールド・ボリシェビク

    2019年の刊行だが、状況はますます、悪化していいるようで暗然とする。安田氏はジャーナリスト。倉橋氏は社会学者。排外主義、ヘイト、歴史修正主義に強い危機感を持つ2人の対談である。1990年代の後半、歴史修正主義を前面に押し出した排外主義やヘイト主体の極右派が台頭。その後押しをしたのがネットの普及や小林よしのり氏の漫画だった。2人は、なぜリベラルが撤退戦を余儀なくされたのかなどについても分析しているが、2024年のフェーズはどうか? 続編を望みたいね。

  • Gen Kato

    「ヘイトスピーチによる差別は、歴史的に昔からあったものを肯定して温存する、ということを意味します」「歴史修正主義者は、いまやテンプレートを使えば自らが研究者でなくとも一流の研究者を相手にできる。あきらかに思考をサボっています」「被害者に対して『これでもか』というくらいに重ねて自己責任を問う」…日々、ネット上で見かける発言の数々の根っこにあるもの。噛みしめつつ読んだ。この一冊、テンプレで他人を断罪する人々には届かないのだろうか…

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