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外国人差別の現場 朝日新書

安田浩一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022951748
ISBN 10 : 4022951745
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人権を奪い、時に命をも奪う―。絶望を量産する“差別政策”の実像とは。病死、餓死、自殺…入管での過酷な実態。劣悪な労働環境に加え、搾取・貧困に苦しむ技能実習生。ネット上にあふれる偏見と陰謀、嘲笑に満ちた視線。日本は、外国人を社会の一員として認識したことがあったのか。「犯罪者扱い」を“合法化”し、追いつめてきた外国人政策の歴史。無知と無理解がもたらす“ヘイト”と、憎悪の標的とされる惨状に迫る。

目次 : 第1章 絶望と死の収容施設/ 第2章 人の死と向き合えない組織/ 第3章 ウィシュマさんの故郷を訪ねて/ 第4章 「悪意なき差別」の暴走/ 第5章 搾取と差別に苦しむ労働者たち/ 第6章 憎悪の向こう側にある風景

【著者紹介】
安田浩一 : 1964年、静岡県生まれ。「週刊宝石」「サンデー毎日」記者を経て2001年からフリーに。事件、労働問題などを中心に取材・執筆活動を続ける。12年、『ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて』で第34回講談社ノンフィクション賞受賞。15年、「ルポ 外国人『隷属』労働者」(「G2 Vol.17」“講談社”掲載)で第46回大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)を受賞

安田菜津紀 : 1987年、神奈川県生まれ。認定NPO法人Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)フォトジャーナリスト。同団体副代表。東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で難民や貧困、災害の取材を進める。東日本大震災以降は岩手県陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • こも 旧柏バカ一代

    実習生がいないと成り立たない事業なんて潰れちゃえよ。一年中レタスが無くても生きて行けるって。土も限界だろ?服は無いと困るけど、高くても買わざるおえないよ?もしくは作れなくてアフリカみたいにアメリカから服を寄付してもらうかな?どの道、産業は潰れるか。差別する人達って明治時代か好きなんだろうから。 不便になれば良いじゃん。でも、貧民層は飢えるだろうな、大根を齧ってる写真が脳裏に浮かんでる。娘を売ったり、労咳になったり、偉そうな官憲に怒鳴られたり、、そんな明治時代、俺は嫌だな。。

  • coolflat

    26頁。日本の収容施設では、刑務所と見紛うばかりの閉鎖性、上限の定めがない無期限収容が特徴だ。だからこそこれまで、国連は「国際法違反」だと指摘するなど、他にも様々な国際機関が懸念を寄せてきた。「誓約書」に記された「全件収容主義」とは、在留資格を失った外国人を原則全員、収容施設に放り込む日本の“外国人政策”の事だ。要するに、管理と排斥が目的化している。しかもそこで待っているのは管理と監視、非人道的な処遇である。収容施設での死亡事例は後を絶たない。過去15年間で、少なくとも17人の外国人の死亡が報告されている

  • Satoshi

    昨今のクルド人の方々へのヘイトスピーチが酷いので、本書を購入した。入管での死亡事件については憤りを感じずにはいられない。一時保護の施設のはずが、明らかに虐待している。低賃金の技能実習制度が無ければ回らない日本の産業、円安で外国人に見捨てられるであろう日本は労働力不足で先細る。これは自業自得のように感じてしまう。クルド人への差別的言動を見れば、ウトロ地区放火事件から人々のマインドは変わっていない。

  • lily

    「入管って、特に性格の悪い人たちが集まって組織されたわけじゃないと思うんです。ごくごく普通の人たちが非人道的な振る舞いをしていくんですよね…」入管庁と技能実習制度の実態に、ジャーナリストの二人が迫る。日本語のみのアナウンスに収容者への差別的言動、最低賃金以下の奴隷労働など冷酷な両者に唖然とするばかりだが、ある意味その閉鎖性は日本人のスタンスを鏡のように写しているわけで、アイヒマンを例に出すまでもなく、組織に属すると人はいくらでも非人道的になれるのである。相手の立場を想像すること、ただこれに尽きる。

  • templecity

    技能実習制度は、日本における安価な労働力として利用されているが日本の最低賃金や労基法が順守されていないのが実態。出国してきた研修生は借金をしてきているが、劣悪な労働条件で強制送還も恐れて脱走したりすることもある。その結果で不幸な人生になることもある。国が実態を認識せずに法制度を作っているところがあるので更なる工夫が必要。また管理局などでは日本語を理解できない外国人が来ることが前提なのに、そのような対応が一切されていないのも不思議。(続きあり)

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