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団地と移民 課題最先端「空間」の闘い 角川新書

安田浩一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784040824093
ISBN 10 : 4040824091
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

団地。そこは、かつて「夢と希望の地」だった。しかし、いまは都会の限界集落と化している。高齢者と外国人労働者が居住者の大半を占め、さらにそこへ“非居住者”のネトウヨはじめ排外主義者が群がる。排外主義的なナショナリズムに世代間の軋轢、都市のスラム化、そして外国人居住者との共存共栄…。厳しい現実に負けずに、“一緒に生き続けること”を実践している各団地の取り組みを、私たちは“日本の未来”に出来るのか?外国人実習生や排外主義者の問題を追い続ける著者が、日本各地に加えてテロ後のパリ郊外も取材し、日本に問う。

目次 : まえがき―団地は「世界」そのものだった/ 第1章 都会の限界集落―孤独死と闘う/ 第2章 コンクリートの箱―興亡をたどる/ 第3章 排外主義の最前線―ヘイトへ抵抗する/ 第4章 パリ、移民たちの郊外―レッテルを塗りつぶす/ 第5章 残留孤児の街―歴史の中に立つ/ 第6章 「日本人」の境界―差別と分断に屈しない/ あとがき―団地は、移民のゲートウェイとなる/ 新書版あとがき―差別を撃ち返す言葉の銃弾

【著者紹介】
安田浩一 : 1964年生まれ。静岡県出身。「週刊宝石」「サンデー毎日」記者を経て2001年よりフリーに。事件・社会問題を主なテーマに執筆活動を続ける。ヘイトスピーチの問題について警鐘を鳴らした『ネットと愛国』(講談社)で12年、第34回講談社ノンフィクション賞を受賞。15年、「ルポ外国人『隷属』労働者」(「G2」vol.17)で第46回大宅壮一ノンフィクション賞雑誌部門受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 香菜子(かなこ・Kanako)

    団地と移民 課題最先端「空間」の闘い。安田 浩一先生の著書。高齢者と外国人労働者が居住者の大半を占める団地。高齢者と外国人労働者が居住者の大半を占める団地は日本の将来の縮図。排外主義的なナショナリズムを掲げる無関係の人たちの存在。排外主義的なナショナリズムを掲げる無関係の人たちは主義主張があるなら政治家になって社会のルールを変えればいいのに。団地と移民 課題最先端「空間」の闘いは日本における移民問題を正しく理解して考えるための良書。安田 浩一先生の取材力に尊敬。

  • Satoshi

    安田さんによる団地に関するドキュメント。主題は移民が住むようになった団地内でのヘイトクライムの告発と共生を模索する住民たちの姿を記している。ヘイトクライムは胸くそ悪い気持ちにしかならない一方、団地という共同体において、力強く生きる移民の方々の姿が印象的。

  • モリータ

    ◆単行本は2019年3月KADOKAWA刊、新書版(本書)は2022年4月角川新書刊。著者は1964年生のフリーライター、『ネットと愛国』や2010年刊(2023年再刊)の『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』の著者。◆本書は外国人問題ではなくタイトル通り「団地」が中心的なテーマで、団地の形成史を背景に、高齢化の進む住民や文化史的な事柄も踏まえつつ、中国系住民が多く暮らす埼玉の芝園団地や日系人の多い愛知の保見団地での摩擦と交流、中国帰国者の集まる広島の基町アパート、さらにパリ郊外の移民団地をルポする。

  • イボンヌ

    今そしてこれからも問題になるであろうテーマ。 私の近所のコンビニも殆ど外国人スタッフが店員だったりする。

  • iwtn_

    高度経済成長期に全国で建てられた団地と、そこに住まう移民の問題を取材した本。元は単行本だったが加筆されて新書になったらしい。元の本も目は付けていたので手に取りやすくなって嬉しい。国内だけでなくフランスの事例も載っている。 どこの国でも単純労働力?は不足していて、その居住のために古くなった公営の団地を充てがうという状況は変わらないらしい。先進国(と日本をまだ言って良いのかは迷うが)の成長が止まり、しかし過酷な肉体労働はしたくない、という状況から生まれる歪と、芽生えた幾つかの希望が描かれている。

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