Product Details
ISBN 10 : 4040824091
Content Description
団地。そこは、かつて「夢と希望の地」だった。しかし、いまは都会の限界集落と化している。高齢者と外国人労働者が居住者の大半を占め、さらにそこへ“非居住者”のネトウヨはじめ排外主義者が群がる。排外主義的なナショナリズムに世代間の軋轢、都市のスラム化、そして外国人居住者との共存共栄…。厳しい現実に負けずに、“一緒に生き続けること”を実践している各団地の取り組みを、私たちは“日本の未来”に出来るのか?外国人実習生や排外主義者の問題を追い続ける著者が、日本各地に加えてテロ後のパリ郊外も取材し、日本に問う。
目次 : まえがき―団地は「世界」そのものだった/ 第1章 都会の限界集落―孤独死と闘う/ 第2章 コンクリートの箱―興亡をたどる/ 第3章 排外主義の最前線―ヘイトへ抵抗する/ 第4章 パリ、移民たちの郊外―レッテルを塗りつぶす/ 第5章 残留孤児の街―歴史の中に立つ/ 第6章 「日本人」の境界―差別と分断に屈しない/ あとがき―団地は、移民のゲートウェイとなる/ 新書版あとがき―差別を撃ち返す言葉の銃弾
【著者紹介】
安田浩一 : 1964年生まれ。静岡県出身。「週刊宝石」「サンデー毎日」記者を経て2001年よりフリーに。事件・社会問題を主なテーマに執筆活動を続ける。ヘイトスピーチの問題について警鐘を鳴らした『ネットと愛国』(講談社)で12年、第34回講談社ノンフィクション賞を受賞。15年、「ルポ外国人『隷属』労働者」(「G2」vol.17)で第46回大宅壮一ノンフィクション賞雑誌部門受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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香菜子(かなこ・Kanako)
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