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ルポ 差別と貧困の外国人労働者 光文社未来ライブラリー

安田浩一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334770679
ISBN 10 : 4334770673
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本経済にとって、外国人労働者は都合の良い存在であり続けた。企業の繁栄を支え、あるいは不況企業の延命に力を貸してきた。しかし日本は、その外国人を社会の一員として明確に認識したことがあっただろうか。低賃金、長時間労働、劣悪な環境、パワハラ、セクハラ…中国人研修生・実習生と日系ブラジル人を中心に、彼ら・彼女らの心の痛みを描きながら、日本社会をも鋭く映す、渾身のルポルタージュ。新原稿を加え文庫化。

目次 : 第1部 中国人が支える、日本の底辺重労働(北京政府公認の「最優秀校」/ 「日中のビジネス」が生んだ悲劇/ 研修・実習制度とは何か/ 強制帰国/ 私たちは人間扱いされていないんです/ 二十一世紀の人身売買/ 目に見えないラベル)/ 第2部 日系ブラジル人、移民たちの闘い(デカセギと移民の血/ 繁栄を支える/ 「例外的に自由に働ける外国人労働者」/ 共生への実験/ 行き場を失う人々/ 泣き寝入りはしない/ サンパウロ―「日本」が息づく街/ トメアス―日本から最も離れた場所で)/ 文庫版補筆 外国人労働者問題の現在地

【著者紹介】
安田浩一 : 1964年静岡県生まれ。「週刊宝石」「サンデー毎日」記者を経て2001年よりフリーに。事件、労働問題を中心に取材・執筆活動を続ける。’12年『ネットと愛国』(講談社、のちに講談社+α文庫)で第34回講談社ノンフィクション賞を受賞。’15年「ルポ 外国人『隷属』労働者」(「G2」vol.17 講談社)で第46回大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • モリータ

    ◆新書版2010年6月光文社新書刊、文庫版(本書)は2023年3月光文社ライブラリー刊。◆リーマンショック後の非正規労働者切りの時期に書かれたルポ。第一部は当時中国人が中心だった研修生・技能実習生、第二部はブラジル日系人について。現在の類書の盛んな刊行状況からすれば、かなり早い時期から当該問題にスポットを当てていたと言える。◆第一部:技能実習制度については、法改正等はあったが、2023年まで問題の本質は変わっていない。第二部:サンパウロ、トメアスでも取材しているが、沖縄系移民の背景も触れてほしかった。

  • くぅ

    レポートのために読了。あまりの人権侵害の横行具合に開いた口が塞がらなかった。これがたった15年前の日本の社会構造のあったのか…。まだ過去を知るため読んでいるだけで現在の様子は知らないので、この本以降どう外国人労働者の人権問題の解決に向けて進んでいるかを知りたい。

  • とっく

    「日本の国は好き、でも日本人は…」沈黙の後、「あまり好きではありません…」 ほとんどの日系ブラジル人がこう答える。著者は「日本人はシャイなんだよ」と言い訳するが外国人はいきなり仕事がなくなり、寮を追い出され 路頭に迷うほど困っている。シャイだなんて言い訳をしている場合ではない。 外国人はそこにいないかのように無視されている。そして 騒音やゴミ問題が起こると、いきなり憎悪を向ける。無視と憎悪 この両極端から脱し、隣人として声をかける必要がある

  • おかえ

    やはり安田さんのルポ好き。

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