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大槻文彦「言海」 辞書と日本の近代 世界を読み解く一冊の本

安田敏朗

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784766425543
ISBN 10 : 4766425545
Format
Books
Release Date
October/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本初の近代的国語辞典『言海』。なぜ編まれたのか。そして世界をいかに切り分けたのか。時代と辞書の結節点を明らかにする。

目次 : 序 なんのための辞書(国会と辞書/ 辞書と語義―『一九八四年』的世界のなかで ほか)/ 1 大槻文彦とその時代(大槻文彦とはだれか/ 幕末に生きたということ ほか)/ 2 『言海』のめざしたもの(辞書と字引と字典と辞典と/ 新しい「辞書」 ほか)/ 3 『言海』からみる世界(表象空間のなかの『言海』/ 「言海システム」―網羅と排除 ほか)

【著者紹介】
安田敏朗 : 一橋大学大学院言語社会研究科准教授。近代日本言語史専攻。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ひめぴょん

    読み切る気合なく、つまみぐい。辞書編纂の物語でもある「舟を編む」の引用もあり、興味深く感じました。文中引用です。→辞書が国語の正しさを証明するものではない。 辞書というものが必然的に持ってしまう権力性に自覚的でなければならない。

  • 志村真幸

     本書では、膨大な先行研究を整理しつつ、確実に新味が打ち出されている。これだけ調べられていてなお、まだ新しい読み解きが可能なのかと驚かされる。  前半では、大槻文彦の生涯や思想、『言海』の成立過程などが手際よく整理され、そのなかにはらまれる問題点が次々と提示される。  それから、『言海』が普通語の辞書であることををめざした意味や目的の解析となる。辞書編纂の難しさともあいまって、ドキドキするようなテーマだ。  さらに、口語の問題、かなづかいの表音化、戦争との関わりなどが俎上にあげられていく。

  • takao

    ふむ

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