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八九六四 完全版 「天安門事件」から「香港デモ」へ 角川新書

安田峰俊

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784040823966
ISBN 10 : 4040823966
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1989年6月4日、中国の“姿”は決められた。現代中国最大のタブーである天安門事件。あの時、中国全土で民主化の声を上げた数百万人の若者は、果たしてどこに行ったのか?中国、香港、台湾、そして日本。60名以上を取材し、世界史に刻まれた事件を抉り、大宅賞と城山賞をダブル受賞した傑作ルポ。2019年香港デモと八九六四の連関を描く新章を収録した完全版!この取材は、今後もう出来ない―。

目次 : 序章 君は八九六四を知っているか?/ 第1章 ふたつの北京/ 第2章 僕らの反抗と挫折/ 第3章 持たざる者たち/ 第4章 生真面目な抵抗者/ 第5章 「天安門の都」の変質/ 第6章 馬上、少年過ぐ/ 終章 未来への夢が終わった先に/ 新章 〇七二一―香港動乱

【著者紹介】
安田峰俊 : 1982年滋賀県生まれ。ルポライター。立命館大学人文科学研究所客員協力研究員。立命館大学文学部東洋史学専攻卒業後、広島大学大学院文学研究科博士前期課程修了。2018年に『八九六四「天安門事件」は再び起きるか』(KADOKAWA)で第5回城山三郎賞、19年に第50回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kinkin

    「天安門事件」から30年が過ぎた・仕事先で会社の方と雑談をしているときこのニュースが流れた・「自国民に銃を向ける国なんて・・」という言葉が洩れた。しかし読んでゆくうちにあの事件のことはもう遥か彼方という当時活動していた人々からうかがえた。日本の学生運動もあれから50年以上経てばもう活動していた方も高齢だ。それが話題になることはほとんどなくなった。結局大きな歴史の流れに飲み込まれる歴史の1ページなんだな。習政権の思うがまま、人民共和国の名をそろそろ返上したらよいのに。図書館本

  • ちくわ

    中国では検索出来ない事で有名な天安門事件…アウトラインは知っているが、リアルはどうなの?との思いと、ノンフィクション&ルポタージュ好きが高じて読んでみた。やはり多面的に事象を分析出来るのは素晴らしい…事件のあった天安門にも香港にも、様々な人がいて様々な想いを抱いていたのだろう。武力鎮圧は悲劇だが、共産主義=悪という紋切り型の断定は好ましくない。日本でも米国でも暗部は多々あり、嘘が跳梁跋扈しているのは変わらない。大切なのは、真実は自ら探し歩かねば見つからない事か?嘘はあっちから親しげに歩み寄っては来るが…。

  • ちゅんさん

    天安門事件について何も知らなかったので勉強になった。「中国の民主化などファンタジーだ」、「中国は4000年の歴史を経ても何も変わりはしなかった。〜アヘン戦争、日清戦争、国共内戦、文化大革命を経ても変わらなかった。中国に民主主義が根付くなんていう意見はジョークとしか思えない。」私もそう思う。

  • KF

    この所、外国史に関する本を数冊読んだ。 今回は1989年の中共。この時代だと最早最近の部類。 東独も同様。 越南戦争となると「親世代に聞けば知ってるかもね」で、満洲となると「祖父母でわかるかなぁ」で、渤海となると「専門の先生に聞かんと」ですね。 2018年初版のこの本でも全体に「忘れ去られているか、共産党に消し去られているんだろうな」と思うし、著者もそう書く。 最近の香港の報道でもこの五年で八九六四に関わる集会や演説もまばらと。 初版から時間も経ち反中共の空気も強くなった。 でも変わらんよ、と読み終えた。

  • バズリクソンズ

    天安門事件を知る上では、不十分なテキストであると思ったのが率直な感想。著者自身が当時の事件のデモ参加者の重要参考人に直接取材してまとめた本であるが、取材当時で25年の月日が経過しており、また当事者達の当時の熱量自体が真剣に民主化を訴えての活動とは言えない様な内容であり(中には少数、今でも民主化活動家は紹介されているが)事実を記載している事には疑う余地はなかったが、著書として販売目的でまとめあげるのであれば、もう少し著者自身が盛り上げる様な内容で書き上げれなかったのか?と思う内容で、非常に勿体ない印象でした

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