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さいはての中国 小学館新書

安田峰俊

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784098253357
ISBN 10 : 4098253356
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ようこそ、ちょっと不思議で、心底怖い中国の旅へ。“アジアのシリコンバレー”深〓(せん)をさまようネトゲ廃人、広州に出現したアフリカ人村、内モンゴルの超弩級ゴーストタウン、謎のゆるキャラ勢揃いの共産党テーマパーク、さらには、日本や東南アジア、北米カナダまで。未知なる中国を探し求める著者は「さいはての地」で何を見たか?現代中国を炙り出す弾丸ルポルタージュ11連発!

目次 : 序章 中国人による中国人のためのチャイナタウン(埼玉県西川口)/ 第1章 中国のシリコンバレーをさまようネトゲ廃人たち―広東省深〓(せん)市/ 第2章 10万人の黒人が住みつく「リトルアフリカ」に潜入―広東省広州市/ 第3章 「習近平の聖地」を巡礼してみた―陝西省富平県・延川県/ 第4章 突如「新首都候補」にされた田舎町―河北省「雄安新区」/ 第5章 ゴーストタウン「鬼城」の住人たち―内モンゴル自治区ウランチャブ市・オルドス市/ 第6章 日本の友好国が「赤い植民地」と化した―カンボジア・プノンペン特別市/ 第7章 新「慰安婦博物館」と元「中国人慰安婦」の虚実―江蘇省南京市/ 第8章 カナダの「反日グランドマスター」に会う―カナダ・オンタリオ州トロント市

【著者紹介】
安田峰俊 : 1982年、滋賀県生まれ。ルポライター。立命館大学人文科学研究所客員研究員。立命館大学文学部卒業後、広島大学大学院文学研究科修士課程修了(専攻は中国近現代史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 岡本

    国内外で中国関係の取材や潜入レポを書いている著者のルポ集。オルドスの鬼城など知っている話もあったが殆どは目新しい内容。大胆かつ経験豊富な著者の中国での潜入ルポは読んでてハラハラしたり知らない話でドキドキしたりと興味深い。著者の他作品も読んでみたい所。

  • HANA

    マスコミとか普通の旅行だとまずお目にかからないディープな中国案内記。深圳といえば世界最先端のIT企業群がクローズアップされるけど、そこの日陰に生息するネット廃人とか、習近平の聖地旅行ツアーとか、オルドスの「鬼城」とか色々濃い中国が紹介されている。特筆すべきは南京の慰安婦博物館とカナダの反日組織。普段政治的理由からあまり目にする事の無かった実態と共に、中国政府の人道を政治利用するやり方、人を送り込んで内部から侵食するやり方が本当に恐ろしい。色々あるけど全てを政治と切り離せないのが何とも共産国っぽかったなあ。

  • skunk_c

    10年ほど前の取材であり、現状がこの通りではないかもしれないという注意は必要だが、取材対象がよく考えられており、特に習近平ワッチャーを自称する著者らしく、その事蹟を判断することを意識していて興味深かった。雄安新区など本書(というか元の雑誌記事)が日本初紹介かも。執筆姿勢はやはり丁寧かつフェアであり、事実関係に対しては過剰・過小・バイアスが政治的なひずみをもたらすことをきちんと意識しており好感が持てる。「おわりに」で取り上げられるカナダALPHAの取材後の顛末など、こうした姿勢と真逆な方々がいて空恐ろしい。

  • kan

    7年前の著作ではあるが、大変面白かった。ネット廃人の集う街やリトル・アフリカから総書記を崇める公園まで、エネルギー溢れる取材力と丁寧な筆力に敬服。中国には知られざる側面や外国に知られまいとしている側面が数多くあり、それを垣間見れるのは本当に面白い。中でも、対カンボジア政策が日本のそれと対照的で、どの国に対しても主張が強く見せ方もうまく、地域の人々の取り込み方のレベルが違う。カナダに対しても同様だ。かといって、日本は中国と同じようにはできないと思うので、日本ならではの戦略を貫くしかないのか、と心細く感じた。

  • 謙信公

    怪しい場所への潜入や歴史関連の考察になるとテンションが上がるという著者が見た「さいはて」。深圳のネトゲ廃人、広州アフリカ人村、「習近平の聖地」富平・延川、新首都候補雄安新区、内モンゴル「鬼城」、さらにチャイナタウン西川口や「赤い植民地」カンボジア、極論に偏る「反日グランドマスター」に会うべくトロントまで。急速な発展の裏に潜む歪みや矛盾などをルポ。全てが政治がらみ。「かつてモンゴル人に支配された中国人やロシア人は、いまなお心の底で僕たちの力を恐れている。だから、彼らはモンゴルを2つに分けた」の言葉が印象的。

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