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6days 遭難者たち

安田夏菜

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065355596
ISBN 10 : 4065355591
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ドラマ化もされた『むこう岸』、第68回コンクール課題図書『セカイを科学せよ!』の安田夏菜、書き下ろし最新作!

亡くなった山好きの祖父との後悔を胸に抱く美玖。
大好きな母の乳がん再発におびえる亜里沙。
再婚し、幸せな家族の中で孤独を感じる由真。

三人の女子高生はおのおのの理由から、ともに山に登り始める。
日帰りできる「ゆる登山」のつもりだった三人だが、下山の計画を変更したことで、道を見失う──。

途絶える電波、底をつく食糧、野宿、低体温症、幻覚‥‥絶望。
日常生活では感じえない生と死の狭間で、それぞれの悩みも輪郭を変えていく。
絶望にあらがう中で、三人がつかんだものとは。

巻末には、山岳遭難アドバイザー羽根田治氏によるコラム「遭難を防ぐための五か条」掲載!




【著者紹介】
安田夏菜 : 兵庫県西宮市生まれ。大阪教育大学卒業。『あしたも、さんかく』で第54回講談社児童文学新人賞に佳作入選(出版にあたり『あしたも、さんかく 毎日が落語日和』と改題)。第5回上方落語台本募集で入賞した創作落語が、天満天神繁昌亭にて口演される。『むこう岸』で第59回日本児童文学者協会賞、貧困ジャーナリズム大賞2019年特別賞を受賞、国際推薦児童図書目録「ホワイト・レイブンズ」選定。『セカイを科学せよ!』が第68回青少年読書感想文全国コンクール課題図書となる。日本児童文学者協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ちょろこ

    一気読みの一冊。それぐらい惹きこまれるテーマと筆致。夏休みに日帰りハイキング気分の低登山を計画した三人の女子高生が思いもよらぬ遭難事故へ。若い今時の彼女たちがそれぞれの胸に抱えたもやもや事情に最初から見事に感情移入してしまった。爽快さから一転、道に迷い乱れる感情、押し寄せる反省と後悔、希望と絶望の中で何とか知恵をふりしぼり生きようとする彼女たちの姿が実にいい。随所で鼻を啜りながらハラハラ、ラストは見事にポロポロと涙がこぼれた。生と死、弱さと強さ、山の魅力と危険、教訓と、相反するものを響く言葉で魅せる良書。

  • モルク

    登山部に入部したものの体力には自信があるが地図読み、天気図、山の知識の学習に嫌気がさしすぐに退部してしまった高1の美玖。夏休みに登山初心者の友人二人と共に日帰り登山に出掛ける。順調にいっていたはずが、寄り道をしようとして道を外れ遭難してしまう。軽い装備、少ない食料、水そして怪我発熱…スマホも通じず日は過ぎていく。いくら簡単そうに見える山でも山は山。自然を甘く見てはいけない。スマホに頼りすぎも駄目、基本的な山の知識は大切。巻末の「山で遭難しないために」の5ヶ条、当たり前と思うな、常に意識せよ、だな。

  • タイ子

    日帰りの楽しい山登りのはずだったのに。山登りは初心者の女子高生2人と元登山部の女子1人。きっかけは3人それぞれ。行きはよいよい、帰りは怖いのまんまになってしまい道に迷って山中で過ごす事6日間。日は過ぎて救助も来ない、不安しかない中で彼女たちが取った行動。何かが起こると人は他人のせいにしたがる、自身は逃げたがる傾向がある。幸いにも誰も自己中で責任転嫁をする子がいなかった事が幸いだった。3人だけの過酷な世界の中で彼女たちが得たものは例えようもない大きなものだっただろう。貴重な物を貰った気がする作品。

  • ☆よいこ

    YA。新聞風装丁が印象的▽高校で登山部に入った坂本美玖(みく)は、目標にしていた槍ヶ岳の夏合宿登山が中止になったことで失意し退部する。美玖の幼馴染の河合亜里沙(ありさ)は母の病気で不安になり、占いで登山を思いつく。川上由真(ゆま)は癒し系と言われる自分に違和感を持ち、山で癒されたいと思う。三人で日帰り登山を企画し鎌月岳に向かうが下山で予定外のルートをとり遭難してしまう。死と真向かい、三人は自分の生き方を振り返る▽巻末おまけ「山で遭難しないために」顧問の先生の毒舌が効いてくる。2024.5刊

  • fwhd8325

    タイトルから、物語の内容が想像ついてしまうが、それでも面白いと思いました。家族への思いなどが適度にちりばめられている。それが、物語に厚みを生み出している。児童向けのようだけれど、大人が読んでも十分に楽しめると思いました。

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