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ISBN 10 : 4059010480
Content Description
5700年前の気候変動、とりわけ北緯35度以南の気候の乾燥化が、都市文明誕生の契機となった。著者のこの仮説は、その後、メソポタミア文明、エジプト文明、インダス文明の興亡と環境変動の研究が進展するなかで、まちがいのない事実であることが証明された。黄河文明だけがこの仮説にあわなかった。しかし、1991年からはじめた長江文明の研究によって、中国でも5700年前の気候変動に連動して、都市文明が誕生していたのである。
目次 : 第1章 『ギルガメシュ』からの出発―人類が神から自由を獲得したとき/ 第2章 ノアの大洪水はなぜ起こったか―大洪水はメソポタミア文明開幕の序曲/ 第3章 都市文明の誕生とオリーブ―オリーブ栽培の独占化がもたらしたもの/ 第4章 夏雨と冬雨の文明―エジプト文明と夏雨の秘密をさぐる/ 第5章 インダス文明盛衰の原因は何か―ヒマラヤがその“カギ”を握っていた/ 第6章 日本にもあった気候異変―縄文文化もヒマラヤの支配下にあった/ 第7章 人類が生き残る道‐環境革命―もう地球にオアシスはない
【著者紹介】
安田喜憲 : 1946年、三重県に生まれる。東北大学大学院理学研究科修了。広島大学助手を経て、現在、文部科学省大学共同利用機関・国際日本文化研究センター教授。理学博士。1980年より環境考古学を提唱し、その分野の先駆けとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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