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ホワイトバグ 生存不能 宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ

安生正

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784299045348
ISBN 10 : 4299045343
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan

Content Description

アフガニスタンと中国を結ぶワフジール峠で中国の国境警備隊が全滅した。タジキスタン側から登ってきた日本の気象観測隊も、猛烈なブリザードのもとで何ものかの襲撃を受ける。果たして極寒の山岳地帯で何が起きたのか。グリーンランドで同様の現象を目にしたプロ登山家の甲斐は、連絡の途絶えた気象観測隊の救出に協力するよう政府に求められ、研究者たちとともにワフジール峠に向かう。

【著者紹介】
安生正 : 1958年生まれ。京都府京都市出身。京都大学大学院工学研究科卒業。第11回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、『生存者ゼロ』(宝島社)で2013年デビュー。現在、建設会社勤務の傍ら執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G

    以前から気にはなっていた作家さん。この路線でずっとやられているようで、安定感はたしかにあり、だれることなく一気に読めた。著者にとっての代表作レベルの作品ではないのか、未知の脅威の正体にインパクトが弱く、主人公の背景設定にもどこか既視感がある。また、話を作りながら書いているのか、冒頭の襲撃シーンや死体の有り様と、ホワイトバグの設定が矛盾しているように私には思えた。会話文が続くと、どれが誰の発言なのかわかりづらいこともしばしばあり知識量とちぐはぐ。まだまだ面白い物語を描く伸び代を残しているのはある意味すごい。

  • absinthe

    描写力に問題あるなぁ。残念な小説。ネタ提供力は高いようで、架空の生命の生い立ちを地層年代や大陸移動までからめて説明するのはまぁ上手く、考証は頑張った様だ。環境問題などテーマ性も悪くない。良い所もあるのだから余計に残念。説明文を読ませようとするのでないのだから、人物の造形や場面の描写に工夫が欲しかった。とりあえず最後まで読んだが、途中から読むのが苦痛になってしまった。極限状態での会話ばかりでなく、平常時の会話までぎこちない。本作家の初読みだったが、他の作品もこんなだろうか?

  • ま〜くん

    新エネルギーの開発に絡む日本政府の思惑と全世界を震撼させた地球の疑似全球凍結の真相。万単位の人間が無惨に殺されていく描写はかなりエグい。生物絶滅の危機に過去幾度となく見舞われてきた地球。自然の猛威の前にはなす術もない。登山家、動物遺伝学の大学准教授、地質学の学会異端児。ホワイトバグ対策を託された3人は目的を果たすことが出来るのか。「どれだけ再生可能エネルギーを整備しても、必要な年間発電量の15%にしかならない」。経済成長を維持しながら二酸化炭素の排出を抑制する。禅問答の解決策を示さなければ人類は滅亡する。

  • ハゲおやじ

    久しぶりの作家。読む手が止まらなくなったのは、この作家の抜群なリータビリティ。パニック小説という分類なのかは わからないが、甲斐親子の関係がひとつの主軸。上条親子はフラグが出ていて、甲斐も同様か と思ったら違った ... って 襲撃の原因は 「生存者0」と似ていて気持ち悪いし身体が痒くなった。他の方の指摘通り 人類の危機に3人だけで挑むのぉ は分かるね。でも、エンターテイメントだから良いとも思えるなぁ。細かい事は気にしないでパニック映画を観ている と思えれば最高だと思う(偉そうだけどね)。

  • キムチ猫屋

    パニック度合は高い!掴みの津波にはビビったし、その後の凄まじいスピード感も圧倒された。人間ドラマも好みな感じ。選ばれた者達が未知なるものへ戦いを挑む、、、これってなんか見た覚えが、ってアメリカ映画にあった!せめてラストは荒廃した地球だけが残る方が絶望感があって良いのにと思った。人類はこの地球をどうしたいのか?これは人類への警鐘。

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