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研究史日本語の起源 「日本語=タミル語起源説」批判

安本美典

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784585054139
ISBN 10 : 4585054138
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2009
Japan

Content Description

日本語の起源はどこにあるのか。「万葉集」の歌が朝鮮語、タミル語、レプチャ語で説明できるなど、あまたある俗流起源説を総覧。その誤謬を鋭く指摘し、日本語の起源問題を読み解くための方法論を提示する。

【著者紹介】
安本美典 : 1934年、中国東北(旧満洲)生まれ。京都大学文学部卒業。文学博士。産業能率大学教授を経て、現在、古代史研究に専念。『季刊 邪馬台国』編集責任者。情報考古学会会員。専攻は、日本古代史、言語学、心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • AICHAN

    図書館本。日本語の起源を探るとともに、大野晋の「タミル語=日本語起源説」を論破する本。私は大野さんの書作を読んで「そうかあ。タミル語が日本までやってきたとはロマンだなあ」と素直に感心してしまっていたのだが、近代的な言語学の手法(計量比較言語学)で見ると、大野さんの説は「トンデモ説」だという。その計量比較言語学の考え方はだいぶ以前から提唱されていたが、コンピュータがなかったので昔はできなかった。著者はその手法を使って日本語の祖語を探求している。ちょっと難解だった。

  • びっぐすとん

    図書館本。学生時代、大野晋の「タミル語起源説」を扱った国語学の授業があった。何も知らない学生の自分でも「本当だろうか?」と訝しく思ったものだ。当時を思い出して借りてみたが、著者の反大野説はいいとして、あまりにも感情的な批判に、ちょっと引く・・。確率論や統計学などを使った言語学の話は興味を持ったが、結局何を一番言いたかったのかがよくわからなかった。(大野氏と朝日新聞と岩波書店を批判したかっただけ?)エピローグが自分の著書の紹介とちゃっかりしてる。更に著書の広告ページもついてるが、この人の著書も十分アヤシイ。

  • takao

    もっともな批判。大野説には同じ印象を受ける。

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