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安房直子コレクション 1

安房直子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784035409106
ISBN 10 : 4035409103
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

どうしても読みたいあの話…。「だれも知らない時間」「小さいやさしい右手」「北風のわすれたハンカチ」「空色のゆりいす」「赤いばらの橋」など、安房直子初期の短編集から11編を収録。

【著者紹介】
安房直子 : 1943年、東京に生まれる。日本女子大学国文科卒業。在学中より山室静氏に師事、「目白児童文学」「海賊」を中心に、かずかずの美しい物語を発表。「さんしょっ子」第三回日本児童文学者協会新人賞、『北風のわすれたハンカチ』第十九回サンケイ児童出版文化賞推薦、『風と木の歌』第二十二回小学館文学賞、『遠い野ばらの村』第二十回野間児童文芸賞、『山の童話 風のローラースケート』第三回新美南吉児童文学賞、『花豆の煮えるまで―小夜の物語』赤い鳥文学賞特別賞等受賞作多数。1993年永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 吉田あや

    大好きな安房さんのお話が沢山詰まっているだけでなく、北見葉胡さんの素敵な絵が添えられ、クラフトエヴィング商會のお二人が装幀という贅沢な安房直子コレクション。オレンジ色の夕日と砂漠が溶け合い、遠い国の神秘と不思議な境界線の惑いが魅力的な「夕日の国」。本物の空と同じように刻々と色を変える空色の絵の具と、とろりと美しい紅ばら色の絵の具が印象的な「空色のゆりいす」降り積もる雪から零れる、ほと、ほと、ほと、ほとと歌うような優しく温かな音が聞こえてくる「北風のわすれたハンカチ」。(⇒)

  • がらくたどん

    『光と窓』(カシワイ)を読みながら:久しぶりの安房さん。不思議な事ばかり起こるのに言葉が飛んだり捻じれたりせずにゆっくりと並んで繋がってゆくのでまだ言葉をたくさんは知らない子ども達でも絵が浮かぶそれこそ不思議な童話集。「きつねの窓」のキツネが染めてくれた指で作った窓から見える大切な景色の余韻。同じ「窓」でも「雪窓」は娘を亡くしたおじさんとタヌキの営む屋台のおでん屋。娘に似たお客の忘れ物を届けるために屋台を引いて雪山を超えて。もちろん山の中でも熱々おでんは大人気。寒い夜に楽しいお話。末尾に短いエッセイ付き。

  • はる

    再読。不思議で懐かしくて、そしてどこか哀しい。「きつねの窓」「さんしょっ子」「雪窓」など、安房さんの魅力が詰まった作品集。安房さんの作品は時々凄く読みたくなります。行間に漂う切なさがたまらない。どの作品も何度か読みましたが、いつ読んでも変わらぬ瑞々しさ。エッセイが収録されているのも嬉しい。

  • はる

    不思議で懐かしくて、そしてどこか哀しい。「きつねの窓」「さんしょっ子」「雪窓」など、安房さんの魅力が詰まった作品集。安房さんの作品は時々凄く読みたくなります。行間に漂う切なさがたまらない。どの作品も何度か読みましたが、いつ読んでも変わらぬ瑞々しさ。

  • 陽子

    久しぶりの児童書。アンデルセンやグリムの童話の雰囲気が漂う小作品集。舞台は日本。儚くて優しいおとぎの世界。色彩的で絵のない絵本を見ているような面持ちになった。それは、作者の解説の中で「色というものを、言葉の力だけで、色もかたちも、描くことができなければ、本当の描き手ではないのかと‥」に表現されている。「きつねの窓」が懐かしい。「水色のゆりいす」「鳥」が素敵だった。彼女の作品からは青のイメージが伝わるものが多かった。

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