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ISBN 10 : 4062901943
Content Description
「第三の新人」の泰斗は、エッセイの名手でもあった。柳橋の料亭で親友・近藤啓太郎からすすめられ、紀州犬の「コンタ」を飼い始めた筆者が、鋭い観察眼と好奇心で愛犬と飼い主の人となりを綴る。江藤淳、丹羽文雄、石坂洋次郎、坂口安吾、遠藤周作、吉行淳之介、志賀直哉、五味康祐…ユーモアとエスプリが溢れる、交友録的作家論。
目次 : 犬は飼い主に似るか?―江藤淳における平等思想/ 近藤啓太郎の親切心について/ コンタと命名/ 人犬一如、コンタとゴリ/ 人徳犬徳―丹羽氏の仁、石坂氏の徳/ 佃煮とシチューと飼犬と―安吾夫人の愛情/ 遠藤狐狸庵のダメニシ庵犬/ 黒きは猫の皮にして、白きは―吉行淳之介のナミダ?/ 花の三十四年/ 隣家の犬―志賀文学と動物/ マニアの心情―五味康祐のメカニズム/ 交尾
【著者紹介】
安岡章太郎 : 1920・5・30〜2013・1・26。小説家。高知県生まれ。1941年慶應義塾大学文学部予科入学、44年に陸軍に応召、満州へ送られるも肺結核で除隊。戦後復学するが、脊椎カリエスを患い、48年英文科を卒業。51年、文壇デビュー作「ガラスの靴」が芥川賞候補となり、吉行淳之介、阿川弘之らとともに「第三の新人」と呼ばれる。53年、「悪い仲間」「陰気な愉しみ」により芥川賞受賞。60年、『海辺の光景』で野間文芸賞、67年、『幕が下りてから』で毎日出版文化賞、74年、『走れトマホーク』で読売文学賞、82年、『流離譚』で日本文学大賞、89年、『僕の昭和史』で二度目の野間文芸賞、91年、「伯父の墓地」で川端康成文学賞、96年、『果てもない道中記』で読売文学賞(随筆・紀行賞)、2000年、『鏡川』で大佛次郎賞等、数々の文学賞を受賞。2001年、文化功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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*mayu*
読了日:2015/10/23
いちU
読了日:2018/06/15
きゃん
読了日:2014/09/16
はちくま
読了日:2013/06/17
ハイジ
読了日:2020/08/23
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