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図説 モネ「睡蓮」の世界

安井裕雄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784422710198
ISBN 10 : 4422710192
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

印象派の巨匠モネは、なぜ「睡蓮」に生涯の後半を捧げたのか。自然に開かれたモネの眼がとらえたものとは?最初期の作品から晩年のオランジュリー美術館の大装飾画まで、生々流転する「睡蓮」の真実を、モネ研究の碩学が解き明かす。すべての「睡蓮」を集めた永久保存版資料。全308作品、完全収録!

目次 : Introduction 「水」を見つめ続けた画家モネ/ Chronologie モネの生涯―「水」がつないだ86年/ 1 壮大なライフワークの始まり 1895‐1899/ 2 日本風の太鼓橋 1899‐1900/ 3 水面へ近づく視点 1903‐1908/ 4 沈黙、そして制作再開 1913‐1917/ 5 「大装飾画」プロジェクトの始動 1916‐1919/ 6 試行錯誤の日々 1916‐1924/ 7 「大装飾画」を凌ぐ壁画たち 1914‐1926/ 8 「大装飾画」の完結 1915‐1926/ CATALOGUE RAISONN´E クロード・モネ「水の庭」作品総目録

【著者紹介】
安井裕雄 : 1969年生まれ。財団法人ひろしま美術館学芸員、岩手県立美術館専門学芸員を経て、現在、三菱一号館美術館上席学芸員。専門はフランス近代美術。担当展覧会多数。「ルドン―秘密の花園」(監修・2018)では第13回西洋美術振興財団賞「学術賞」を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 旅するランナー

    クロード・モネが一番好きな画家です。彼の「睡蓮」にこだわった一冊。1900年頃にパリで開催された新作展を再現。睡蓮の連作がズラッと並ぶのは壮観でしょう。そして、オランジェリーのあの空間にも誘われます。他にもプルースト「失われた時を求めて」とのつながり、ロダン美術館での幻の大装飾画計画、モネの自作破壊衝動など、ウラ話も満載。家にいながら、モネの世界に旅立てます。引用されている、G・ジェフロワの言葉「彼の作品は彼以前には誰も見たことのなかった宇宙を見せてくれる。啓示であり詩なのである」がピッタリきます。

  • アキ

    「印象・日の出」で実質的にデビューし、オランジュリー美術館の睡蓮で締めくくった画家人生。その後半生をジヴェルニーで水の庭を描いて過ごす。この書では1895から1926までジヴェルニーの膨大な睡蓮の絵を、時期毎に時系列に並べることで読み解こうとする試みが素晴らしい良書。「睡蓮」国内所蔵美術館全13館一覧でどの時期に描かれたかを参照に鑑賞する楽しみ方ができる。これは永久保存版になりそう。

  • keroppi

    全308作品の睡蓮。モネは、気に入らない作品はナイフで切り裂き破棄したという。その作品も合わせると500は描いていたらしい。それほどまでにモネを惹きつけたジヴェルニーの池とは何だったのだろう。同じ池を描きながら、時代と共に変化していく。池を風景として描いていた初期から、次第に水面に映る光と影や色の変化、水面の動きを描くようになる。ある時は極端に抽象画のように。小さな作品から、オランジュリー美術館の壁面を飾るようになるまで。この池を通してモネは宇宙を見ていたのか。日本にも数々の睡蓮があるようだ。見てみたい!

  • chantal(シャンタール)

    恥ずかしながら、世界中にこんなに睡蓮の絵があるとは知らなかった。モネが晩年を過ごしたジヴェルニーの庭の睡蓮の池。季節や時間により様々な顔を見せる庭を描いた作品群やその集大成であるオランジュリー美術館の大作。一つ一つの作品の解説も分かりやすく、作品を堪能できる。日本にも沢山あったのね。やはり大原美術館のものが一番好きかな。作品の所蔵先を見るのも楽しい。所在不明なものも沢山ある。2019年まで熱海のMOAにあり、現在は所在不明・・これ、どう言う事だろう?🤔今回は図書館本だが、この本手元に置いて毎日眺めたい。

  • きーしゃん

    モネの睡蓮が好きだ。この本には、ほとんどが載っているのかな。僕は、後ろの付録のような、クロード・モネ「水の庭」作品総目録だけで満足だった。意外だったのは、1916年以降の作品に惹かれたことだ。モネの絵と向き合って四半世紀以上たってしまったから、僕もちょっとは変わったのかな。ちょこっとでも、近づいてゆきたい。

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