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柳条湖事件から盧溝橋事件へ 一九三〇年代華北をめぐる日中の対抗

安井三吉

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784876362257
ISBN 10 : 4876362254
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2003
Japan

Content Description

目次 : 1 柳条湖事件から華北分離工作へ(柳条湖事件と華北問題/ 熱河作戦と華北問題/ 深まる華北の矛盾)/ 2 盧溝橋事件をめぐって(盧溝橋事件再考―中国における「日本軍計画」説をめぐって/ 盧溝橋事件に関するいわゆる「中国共産党計画」説―坂本夏男『盧溝橋事件勃発についての一検証』によせて/ 盧溝橋事件の思い出―長沢連治氏に聞く)

【著者紹介】
安井三吉 : 1941年東京生まれ。神戸大学国際文化学部教授、中国社会文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Takeshi Kubo

    本書は、所謂「15年戦争論」の立場から、満洲事変の発端となった柳条湖事件から、日中戦争の発端となったとされる盧溝橋事件に欠けて、日本軍による「華北分離工作」を結節点と位置づけ、論を展開しています。ただ、読み終わってみると、この本論よりは盧溝橋事件に関する考察に半分近くページが割かれている印象を受けました。著者の方は、盧溝橋事件に関して、偶発的に発生したものだというスタンスを取っており、個人的にはこの点に関しては同感です。ただ、15年戦争という考え方についてはその連続性という面から疑問を持たざるを得ません。

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