Product Details
ISBN 10 : 4909852530
Content Description
『映画興行分析』は、宇野維正が2015年からリアルサウンド映画部にてスタートした週刊連載「宇野維正の興行ランキング一刀両断!」の約400本におよぶ記事を再編集してまとめた一冊。興行通信社が毎週発表している『今週の映画ランキング』約9年分を、映画ジャーナリストならではの鋭い視点で読み解いていった528ページにおよぶ労作だ。さらに、1年ごとに書き下ろしのコラム「映画興行概論」を収録し、2016年7月から2024年4月までの足かけ9年で、映画興行を取り巻く環境がどのように変化したのかを概観できる貴重な資料にもなっている。
日本国内の映画興行は近年、動画配信サービスの普及、北米初のウォーキズムの影響、コロナ禍の上映自粛、アニメ映画の興隆など、さまざまな要因によって大きく様変わりした。特に、2016年8月に公開された『君の名は。』が興行収入250億円を突破したのを皮切りに、国内アニメーション作品がランキングを席巻するケースが目立つようになり、他方で外国映画のヒット作が生まれにくい状況になっている。2024年3月に公開されたクリストファー・ノーラン監督の新作『オッペンハイマー』は、第96回アカデミー賞で最多7冠を達成したにも関わらず、日本での興行収入は20億円未満に収まり、それでも外国映画としては2024年最大のヒット作と呼べる状況だ。日本の映画興行は、なぜここまで「洋高邦低」から「邦高洋低」へと変わったのか。その是非も含めて細やかに検証した本書は、今後10年の「映画の未来」を占う一冊でもあろう。
《著者情報》
宇野維正(ウノコレマサ)
1970年、東京都生まれ。映画・音楽ジャーナリスト。米ゴールデン・グローブ賞国際投票者。「リアルサウンド映画部」アドバイザー。映画誌やファッション誌での連載のほか、YouTubeやPodcastでも精力的に活動。著書に『1998年の宇多田ヒカル』(新潮新書)、『くるりのこと』(くるりとの共著、新潮社)、『小沢健二の帰還』(岩波書店)、『日本代表とMr.Children』(レジーとの共著、ソル・メディア)、『2010s』(田中宗一郎との共著、新潮社)、『ハリウッド映画の終焉』(集英社新書)などがある。
【著者紹介】
宇野維正 : 1970年、東京都生まれ。映画・音楽ジャーナリスト。米ゴールデン・グローブ賞国際投票者。「リアルサウンド映画部」アドバイザー。映画誌やファッション誌での連載のほか、YouTubeやPodcastでも精力的に活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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hoven
読了日:2024/10/08
トッパ
読了日:2024/08/12
しょうや
読了日:2024/10/04
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読了日:2025/06/12
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読了日:2024/10/28
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