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恐慌論

宇野弘蔵

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003415115
ISBN 10 : 4003415116
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2010
Japan

Product Description

資本主義経済に特有な恐慌現象の必然性を、その根拠と発現の機構にわたり原理的に論証する、日本の代表的マルクス経済学者宇野弘蔵(1897‐1977)の記念碑的著作。恐慌は、なぜ、どのようにして発生するのか?“宇野理論”の精髄を伝え、現代の資本主義と社会主義の再考にも多大な示唆と影響をあたえる恐慌研究の白眉。

Content Description

資本主義経済に特有な恐慌現象の必然性を、その根拠と発現の機構にわたり原理的に論証する、日本の代表的マルクス経済学者宇野弘蔵(1897‐1977)の記念碑的著作。恐慌は、なぜ、どのようにして発生するのか?“宇野理論”の精髄を伝え、現代の資本主義と社会主義の再考にも多大な示唆と影響をあたえる恐慌研究の白眉。

目次 : 序論/ 第1章 好況/ 第2章 恐慌/ 第3章 不況/ 第4章 景気循環の回転期間/ 第5章 資本主義社会における恐慌の必然性/ 附録

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 1.3manen

    本書は、東大経済学部特殊講義案を加筆、法政大通信教授の『経済原論』特殊講義として発表(5頁)。段落が代わらず、読みづらし。理詰めの象徴的文章かもしれぬ。資本主義発達過程:一定時期に、英国中心の限定地に発生、他国に影響し、社会基礎を確立、18C後半産業革命を経て、社会の支配原理に(24頁〜)。恐慌現象も経済学的に資本主義経済に必然として原理論的に解明。恐慌現象は、資本主義的経済に内在する矛盾の総括表現(38頁)。

  • しんすけ

    恐慌は資本主義の自省作用と云われる。本書でも下記が記されている。/恐慌は、資本家的生産方法がその生産力を社会的に発動するとともに、自己の限界を越えて拡大される再生産過程を整理するために自分自身の価値を失う急激なる過程としてあらわれるのである。/p123 過剰になった資本を淘汰する自省作用である。しかし為政者は自省作用とは見ない。経済学のド素人を日銀に集めている。最良の恐慌対策は潰せる企業を徹底的に潰すだけだ。金融緩和を施し企業優遇を行うは、癌細胞を除去せずに麻薬で痛みを散らしているようなものでしかない。

  • amanon

    解説には「おそらく経済学を専門的に学んでいない初学者にも理解されうる平明さを意図されていたはず」とあるが、マルクスの剰余価値説や労働価値論などにある程度通じていないと殆ど歯が立たないと思われる、かなり難解な内容であった。ただ、資本主義というシステムがいかに厄介で、ある種の危うさを孕みながらも、同時に驚くほどの堅牢さを保持しており、容易に打倒できるような代物ではないということだけは何とか理解できた。また、巻末の解説が秀逸で、マルクス経済学の今日的意味を知ることができたのは、非常に有益であった。

  • Akiro OUED

    労賃高騰と商品貨幣化とに時差があることが、恐慌の直接要因と読めた。不況時、傷んだ資本家へ政府が支援するのは、次の好況への飛躍の芽を摘むことも読み取れた。恐慌発生時に、政府が市場に介入するお節介資本主義社会では、不況が長く続くということなのかな。やや暑苦しさを感じさせる筆致。

  • 肉欲棒太郎

    労働力の商品化を根源とする資本主義的生産の内的矛盾が好況と不況を媒介する恐慌の必然性として発現する原理を解き明かす。やや繰り返しが多く、くどい。

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